ここ数年で格段に進歩したのが春野菜の栽培。
まだまだ未熟なのは間違いありませんが、キャベツや白菜など無農薬での栽培がわりと難しいとされる野菜をだいぶまともに育てられるようになってきました。
が、
こんな暑いときに白菜かよ!
と言われそうですね。
もちろん白菜の旬は冬。
それは食べたときの美味しさでいえば冬というだけで、育てるという観点でいえば春と秋が白菜にとって快適です。
生育適温は20度前後ですから。
最近はさすがに暑いかなという気温で推移していますが、つい半月前くらいは生育適温に近いような温度帯だったと思います。
けっして無理な栽培ではありません。
数年前までは「春にキャベツや白菜なんて難しすぎて育てられない」と勝手に敵前逃亡していました。
やればできるもんです。
やらずに経験を積んでこなかった過去の自分が恨めしいです。
冬の白菜はもちろん甘くて美味しいですが、春の白菜もこれはこれで別の味わいがあります。
厳密に旬を追求しちゃうと生産の幅を狭めることになってしまうし、食卓での野菜のバリエーションを考えたら春に白菜があってもいいと思います。
もちろん無理はしません。
季節感を完全に無視した栽培は不健康な野菜を育ててしまうので。
ちょっとした工夫、栽培技術の向上によって野菜が育つなら、それはアリなんじゃないかと思います。
が、まあ生産者によって考え方が違うので
春に白菜なんて邪道だ!ふざけんな!
もしくは逆に
真夏にも白菜があったっていいじゃないか、育てられるんなら。
と考えるならそれでもいいと思っていますけど。
そういえばもうひとつ春にあまり育ててこなかった野菜がありました。
カリフラワー。
昨年は大失敗したので反省・改善したんですが今年はうまく育ちました。
やればできるもんです。
多品目栽培でこんな間違いをしていませんか?
たくさんの種類の野菜を同時に育てる、かんたんに表現すれば家庭菜園を大きくしたような農業。
このような、いわゆる多品目栽培は、有機農業ではよくやられている方法なのでご存じの方もいらっしゃるでしょう。
そして、多くの農家がやってるんだから自分にもできるだろうと、独学で、農家研修で、栽培の基本を学んでから実際に自分でやってみるのですが・・・
このときすでに、じつは大きな間違いをしています。
有機農業が慣行農業の5倍も儲かるって!?
有機農業者は、あまりお金の話をしたがりません。
「収入に魅力を感じて農業をしてるんじゃない。わずらわしい人間関係から解放されて、健康的な暮らしをしたいから有機農業の道を選んだんだ。」
と、収入は二の次だと言います。
だからこそ見えなくなっていた真実。それは、
有機農業はちゃんと稼げる
ということ。家族を養っていくことくらいは簡単に実現できます。しかも、栽培がうまいとかヘタとか関係ありません。誰でも実現できるものです。
ただし、条件があります。
それは・・・