僕がことあるごとに口にする言葉
面倒くさい
あんまりいいイメージの言葉じゃないですよね。
どちらかというとマイナスイメージ。
でもまあ一応、この言葉は松本自然農園の基本スタンスでもあるので説明しておきましょう。
草とりするのが面倒くさい
堆肥をまくのが面倒くさい
出荷作業でちゃんと一つ一つ梱包するのが面倒くさい
しっかりと土を洗って落とすのが面倒くさい
いろいろあります。
挙げていくときりがないほどあります。
普通の農家が当たり前のようにやっている作業すら面倒くさいといって省いてしまうことも多々あり。
どれもこれも労働をコストとして見ている結果です。
じーちゃん、ばーちゃん、嫁さんなど人手がたくさんあるところは気にしないかもしれませんが、うちは基本的に僕ひとりで全てをまわしているので、労働力には限りがあります。
限られた労働時間のなかで目標とする売上を達成するためには、カットできるところは確実に切っていく必要があって、「それ実はやらなくていいんじゃね?」と思ったことはとりあえず省いてみることが多いです。
以前ブログにて時給の話をしたことがありますけど、貴重な労働力をコストとして見るからこそ高い時給を達成できるわけです。
(他産業からみると決して高い時給ではないですが)
労働力を意識するあまりに出てくる面倒くさいという言葉。
少しはプラスイメージになりましたか?
もうちょっと気持ちのよい言葉があったら言い換えますので教えてください。
多品目栽培でこんな間違いをしていませんか?
たくさんの種類の野菜を同時に育てる、かんたんに表現すれば家庭菜園を大きくしたような農業。
このような、いわゆる多品目栽培は、有機農業ではよくやられている方法なのでご存じの方もいらっしゃるでしょう。
そして、多くの農家がやってるんだから自分にもできるだろうと、独学で、農家研修で、栽培の基本を学んでから実際に自分でやってみるのですが・・・
このときすでに、じつは大きな間違いをしています。
有機農業が慣行農業の5倍も儲かるって!?
有機農業者は、あまりお金の話をしたがりません。
「収入に魅力を感じて農業をしてるんじゃない。わずらわしい人間関係から解放されて、健康的な暮らしをしたいから有機農業の道を選んだんだ。」
と、収入は二の次だと言います。
だからこそ見えなくなっていた真実。それは、
有機農業はちゃんと稼げる
ということ。家族を養っていくことくらいは簡単に実現できます。しかも、栽培がうまいとかヘタとか関係ありません。誰でも実現できるものです。
ただし、条件があります。
それは・・・