手間をかければ美味しい野菜ができる。
というわけでもないのが栽培の難しいところ。
手をかければかけただけの成果が上がるなら誰だってそうするし、おそらくほとんどの人は成果を期待して手をかけるでしょう。
ただし時間は有限なのですよ。
栽培がうまくいかなければ対策を講じます。
肥料を替えてみたり、新たに別の肥料を追加したり、耕し方を替えてみたり、虫対策で◎◎してみたり・・・。
それがただ単にモノを入れ替える、作業を入れ替えるだけなら問題ありません。
怖いのは現状にプラスして何かをすること。
それでもしうまくいったら、そのプラスしたものは取り除くことができなくなります。
成功したものを変えるのは勇気がいりますからね。
これを繰り返しているうちにやるべきことが増えてしまって、栽培はうまくいってるのにやたら手がかかるという結末をむかえることもあります。
足し算は簡単だけど、引き算は難しい。
ということです。
多品目栽培でこんな間違いをしていませんか?
たくさんの種類の野菜を同時に育てる、かんたんに表現すれば家庭菜園を大きくしたような農業。
このような、いわゆる多品目栽培は、有機農業ではよくやられている方法なのでご存じの方もいらっしゃるでしょう。
そして、多くの農家がやってるんだから自分にもできるだろうと、独学で、農家研修で、栽培の基本を学んでから実際に自分でやってみるのですが・・・
このときすでに、じつは大きな間違いをしています。
有機農業が慣行農業の5倍も儲かるって!?
有機農業者は、あまりお金の話をしたがりません。
「収入に魅力を感じて農業をしてるんじゃない。わずらわしい人間関係から解放されて、健康的な暮らしをしたいから有機農業の道を選んだんだ。」
と、収入は二の次だと言います。
だからこそ見えなくなっていた真実。それは、
有機農業はちゃんと稼げる
ということ。家族を養っていくことくらいは簡単に実現できます。しかも、栽培がうまいとかヘタとか関係ありません。誰でも実現できるものです。
ただし、条件があります。
それは・・・