神の手をもつ男

神様っていると思いますか?

人それぞれに考え方は違うだろうし、宗教によっても考え方は違うだろうと思います。
僕自身にも神様に対する考えはあります。

そんな目に見えないものの存在を信じられるか!
という方もおられるでしょう。
人間という立場から神様という目に見えない存在を考えるからわからなくなるんです。
自分が神様という立場に立てばどうでしょうか。

畑の中では僕は神様です。
草を刈ったり、刈った草を敷いてみたり、耕してみたり、肥料をまいてみたり。
畑の中の生態系が多様になるように、土壌が善玉菌の優先環境になるように、僕がイメージする畑の状態に向かうように手を加えています。

これを微生物の立場から見てみるとどうでしょうか。
彼らからすると耕すという行為は天変地異みたいなもので、気持ちのよいものでは決してありません。
耕すことで土中に空気が入り、空気が嫌いな微生物は居場所をなくします。
逆に空気を好む微生物はその数を増やして繁殖していきます。
肥料を入れれば微生物は爆発的に増加します。
僕(神様)は善玉菌が増えるように畑の管理をするので、増えていく微生物(善玉菌)がいれば減っていく微生物(悪玉菌)もいます。
が、彼らには神様の操作があるなんてことは分かりません。
畑という環境の中で増えたり減ったりするだけです。

微生物を人間に置き換えてみてください。

人間は地球上でどんどん増加していますが、それは今の地球環境に適応することができたからです。
神様が
人間は悪玉菌だ!」
と判断すれば環境を変化させる一手を打つかもしれません。
天変地異??
そうなれば人間は環境に適応できずに数を減らしていきます。
逆に、神様が
「人間は善玉菌だ!」
と判断すれば地球はさらに人間の住みやすい環境に変わっていくかもしれません。

人間という立場から見ている以上、神様がいるかどうか知ることはできません。
でも僕は、畑の中で神様の視点を持つことができるので、なんとなく神様っているのかなぁと感じています。

多品目栽培でこんな間違いをしていませんか?

たくさんの種類の野菜を同時に育てる、かんたんに表現すれば家庭菜園を大きくしたような農業。

このような、いわゆる多品目栽培は、有機農業ではよくやられている方法なのでご存じの方もいらっしゃるでしょう。
そして、多くの農家がやってるんだから自分にもできるだろうと、独学で、農家研修で、栽培の基本を学んでから実際に自分でやってみるのですが・・・
このときすでに、じつは大きな間違いをしています。

それは・・・

有機農業が慣行農業の5倍も儲かるって!?

有機農業者は、あまりお金の話をしたがりません。

「収入に魅力を感じて農業をしてるんじゃない。わずらわしい人間関係から解放されて、健康的な暮らしをしたいから有機農業の道を選んだんだ。」

と、収入は二の次だと言います。
だからこそ見えなくなっていた真実。それは、

有機農業はちゃんと稼げる

ということ。家族を養っていくことくらいは簡単に実現できます。しかも、栽培がうまいとかヘタとか関係ありません。誰でも実現できるものです。

ただし、条件があります。
それは・・・

つづきはこちら

 

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