研修生は従業員ではありません

最近よく妻に言われること。
研修生たくさんいるんだからもっと仕事に余裕できるんじゃない?
近所の人に言われること。
おまえんとこ人がたくさんおるから仕事はかどるなぁ。

まあたしかに間違いではないです。
一人の時よりは作業のスピードは上がりました。
でも精度という意味では逆に落ちましたし、一人あたりの作業スピードは人が多すぎるぶん遅くなっている気がします。
タネまきにしても苗を植えるのにしても、草を刈るのにしても収穫するにしても、うまく伝えられないコツがたくさんあって自分でやったほうが正確に先を見越した作業ができるのは確かです。
播いてもらったところがうまく発芽していなかったり、せっかく草を刈ってもらったけどやり直しレベルだったり。
結局のところこんなに人がいても一人でやったときと変わらない、という結果になることもあります。
仕事ははかどるけど無駄が多い、とも言えます。

それでも研修生は受け入れていきたいと思う。
こんな面白い仕事はもっと世に広めるべきだから。
さすがに今年は人数が多すぎたので来年は反省して減らしますが。

労働力として研修生を頼っているという側面もあります。
それでも単なる労働力だとは思っていません。
従業員ではありませんから。
なるべく色んな作業を経験できるように、土手の草刈りよりはタネを播いたり苗を植えたりしてもらうように、難しい作業は何度となくトライしてもらったり。
もしアルバイトを雇ったらこんなことはしません。
ひたすら土手の草刈りとか収穫・出荷作業とか草むしりとか、単純で簡単な労働を選んでやってもらうと思います。

とにかく人がワラワラと集まって作業しているので「宗教か!」と突っ込まれている最近の松本自然農園。
とくに打開策はありません。
今年の反省を来年に生かす、それだけです。

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