春を想像して種を播くには寒すぎる

3月4月は多品目農家にとって恐ろしい端境期。
春だから野菜がたくさんあるはず、という世間一般の認識とは違ってトウが立って花を咲かせてしまう野菜が非常に多いので出荷できるものが少ない季節です。
うちは毎週10品程度をそろえた野菜セットを出荷する農家なので、種類が少ないとセットにならず休んでしまうことがよくあります。
というより3月に出荷したことはあまりありません。

2012年までは端境期を乗り越えた出荷再開時期をゴールデンウィーク明けくらいにしていたんですが、昨年に4月中旬を目指して作付けしてみたら意外にうまくいったので今年もそのあたりを狙っていこうとたくらんでいます。

ということで厳寒期ながら春に向けたタネ播きが始まっています。
10年目を迎えているのにまだ播種機ではなく手で種を播くという、効率を気にしているとは思えない姿ですが、研修生にとってはこのほうが勉強になっているに違いないと思ってもうしばらくは続けていきたい慣習ですね。

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