富の力学とは

人にはいろんなタイプがいます。
会って話をしていても「あ、この人は自分とは全然タイプが違うなぁ」と感じることは多いと思います。
これはきっと職業別にみればおおきな傾向が見て取れるはず。
人前に出ることで力を発揮する芸能人タイプと、職場にこもって研究や開発・製造に携わっている人が同じタイプだとは思えませんし、職人タイプの人が芸能人のような仕事に向いているとは思えません。
おそらくみんな、大多数の人は自分自身の特性・タイプを把握したうえで仕事を選んでいるような気がします。

直感でひらめくいろいろなアイデアを形にしていくタイプ。
経験・体験をもとに物事を決定していくタイプ。

人とのつながりを大切にする、最優先基準をヒトにおくタイプ。
モノ・結果・数字などに価値をおくタイプ。

0から1を作り出すのが得意。
自分をプロデュースして1対多数で仕事ができる。
チームを率いて物事を進めていくのが得意。
人と人とをつなげていくことに長けている。
場の状況を把握して判断していくことが得意。
コツコツと物事をすすめていくことが可能。
仕組み、システムをつくって動かしていくことが得意。
検証→改善→実行を徹底できる。

自分がどういう人間なのか、それをわかったうえで仕事を進めていくことは非常に重要です。
僕はわりと内向的で、物事を計画的にコツコツと地道に進めていくことが得意です。
(小学生の夏休みの宿題は、8/25頃に終わるように日数分割して計画的に進めたタイプ)
だから年間200品種にも及ぶような野菜を、毎週10種類程度切らさずに収穫できるための計画を立てることは苦になりませんし、それを着実に遂行していくことも性に合っています。
いろんなアイデアが湧き出て、あれもこれもやってみようというタイプではないので「野菜セットを売る」という一本に絞って進めています。
人の上に立ってリーダーシップを発揮していくのは苦手なので、おそらく個人事業のままで進んでいくのが合っています。
自分のキャラクターを前面に出して売っていくようなタイプでもありません。
すべて分かった上で起業・事業展開しているわけではありませんが、なんとなく理解して進んできたからこそ今やっていることが自分に合っているなぁと実感できているんでしょうね。

こういうことを理解していると、同じ農業者でどんどん規模拡大して組織化を進めていく人がいても、どんどん表舞台にでてタレント化しつつ成長していく人がいても、加工品やって体験農園やって飲食店やって・・・と多方面に活躍するような人がいても、自分とは元々もっている素地が違うからということで冷静に見ることができます。
うらやましい、自分もあんな風になれたら・・・と簡単に流されることがなくなります。
自分に合った仕事を選べるし、生き方にも無理がないのでラクです。

この考え方、ウェルスダイナミクスという理論に基づいています。
ウェルスダイナミクス
僕はここの簡易テストを受けただけで金銭が発生するなにかをしたわけではありませんし、これを宣伝したからなにかもらえるというものでもありません。
おもしろい理論だなと思ったので紹介しています。

うちでは研修生を何人も受け入れてきましたが、みんなそれぞれタイプが異なります。
みんなが松本自然農園と同じような形態でやってうまくいくとは思えませんし、それぞれのタイプにあった営農方法を探すべきだろうと思います。
そして、僕と同じタイプの人がいて、松本自然農園よりも強く大きく成長しそうな人が現れたら。
豊田市近辺で就農するのを止めなければいけません。
小さなうちに全力でつぶします。
うそです。

多品目栽培でこんな間違いをしていませんか?

たくさんの種類の野菜を同時に育てる、かんたんに表現すれば家庭菜園を大きくしたような農業。

このような、いわゆる多品目栽培は、有機農業ではよくやられている方法なのでご存じの方もいらっしゃるでしょう。
そして、多くの農家がやってるんだから自分にもできるだろうと、独学で、農家研修で、栽培の基本を学んでから実際に自分でやってみるのですが・・・
このときすでに、じつは大きな間違いをしています。

それは・・・

有機農業が慣行農業の5倍も儲かるって!?

有機農業者は、あまりお金の話をしたがりません。

「収入に魅力を感じて農業をしてるんじゃない。わずらわしい人間関係から解放されて、健康的な暮らしをしたいから有機農業の道を選んだんだ。」

と、収入は二の次だと言います。
だからこそ見えなくなっていた真実。それは、

有機農業はちゃんと稼げる

ということ。家族を養っていくことくらいは簡単に実現できます。しかも、栽培がうまいとかヘタとか関係ありません。誰でも実現できるものです。

ただし、条件があります。
それは・・・

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