世代間ギャップを埋めるのは難しい

今月は日記を書く頻度がちょっと低いかなと思います。
畑が忙しいとかではなく、ただ単にネタをうまく見つけられていないだけです。
いつもとは違う切り口が見つかれば、また頻繁に更新するようになると思います・・・よ。

松本自然農園の野菜セットは僕の作付計画がベースになっているので、松本家の台所で野菜を使用することを考慮しながら品目を選んでいます。
10種類の野菜を詰め合わせるとして、7~8種類くらいはスーパーで売っているような基本的な野菜を入れることにしています。
残りの2~3種類くらいは、見たことはあるけど自分で買おうと思わない野菜や、はっきりいって見たこともないような珍しい野菜などを入れるようにしています。
毎週セットを御購入いただいている方が飽きないように、と考えてのことです。
今日発送の野菜でいえば、大根・人参・タマネギ・ニンニク・レタスあたりはスタンダードにそろえていますが、ブロッコリーはスティックタイプだしカブは日野菜カブというちょっと変わった品種です。
最近認知度がアップしてきたズッキーニも入っています。
そのほか、一般的になじみの薄いコールラビも入れました。
人によって感じ方は違いますが、基本野菜・基本野菜だけど変品種・珍野菜などをバランスよく入れているつもりです。

ただしこれが通用するのはわりと若い世代向けの場合。
僕の親くらいの世代になると、コールラビはもちろんスティックブロッコリーやズッキーニあたりでも抵抗感が強いようです。
このような傾向は、市内配達の際に話を伺うことができます。
飽きさせないための工夫が逆にアダとなっているようで非常に残念に思います。

年配の方に受け入れられにくい野菜セットになっているのは、きっと僕がまだ若いからでしょう。
10年20年と松本自然農園を続けていくことができたなら、そのときには年齢にあわせた品目選びをしていることと思います。
農家から直接農産物を購入するときは、同世代だったほうが無理なく続けられるのではないでしょうか。
じゃあ世代が違うところから買わないほうがいいかというと、そこまで言い切るつもりはありません。
あくまで傾向の話です。

多品目栽培でこんな間違いをしていませんか?

たくさんの種類の野菜を同時に育てる、かんたんに表現すれば家庭菜園を大きくしたような農業。

このような、いわゆる多品目栽培は、有機農業ではよくやられている方法なのでご存じの方もいらっしゃるでしょう。
そして、多くの農家がやってるんだから自分にもできるだろうと、独学で、農家研修で、栽培の基本を学んでから実際に自分でやってみるのですが・・・
このときすでに、じつは大きな間違いをしています。

それは・・・

有機農業が慣行農業の5倍も儲かるって!?

有機農業者は、あまりお金の話をしたがりません。

「収入に魅力を感じて農業をしてるんじゃない。わずらわしい人間関係から解放されて、健康的な暮らしをしたいから有機農業の道を選んだんだ。」

と、収入は二の次だと言います。
だからこそ見えなくなっていた真実。それは、

有機農業はちゃんと稼げる

ということ。家族を養っていくことくらいは簡単に実現できます。しかも、栽培がうまいとかヘタとか関係ありません。誰でも実現できるものです。

ただし、条件があります。
それは・・・

つづきはこちら

 

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