昨日から一日研修生がきていました。
農業体験?
いえいえ、そんな軽いもんじゃありません。
一泊マジ研修です。
本気で農業をやろうとしていて、これで生計を立てることを前提としていて、うちのような少量多品目産消提携型で営農したいという意気込みが伝わってきました。
逆にいうとそれくらいの意気込みがなければ、一泊とはいえ宿泊させたりはしません。
まあでも一日体験したくらいじゃ経営は分からないでしょうね。
畑を見れば管理方法くらいは見えてくるかもしれませんけど、経営に関するノウハウは簡単には盗めません。
コアな部分を吸収しようと思ったら何ヶ月かみっちり研修する必要があると思います。
長期研修?
また出てきましたね、研修という名の次ステージが。
うちで研修をしたいと言ってくれる奇特な方は何人かおられるので、そろそろ研修についても考えないといけないんでしょう。
ただ松本自然農園はいわゆる中山間地で田舎なので、住むところをどうするかという問題がついてまわります。
うちには小さい子供がいるので研修によって生活リズムを崩されるのはご勘弁願いたく、私生活に入り込まないことが研修の大前提なのでどこかに住んで通ってもらわないといけません。
住まいの問題は正直頭が痛いのですが、近所に貸してくれそうな空家があったら最高ですね。
研修生が入れ替わりで住むような使い方だと、よほど理解がないと貸してくれないかもしれませんけど。
やっぱ市内にアパート借りて通ってもらうのが現実的なのかなぁ。
なにか妙案ありましたらぜひ。
テント生活?
1ヶ月くらいだったらイケル?
多品目栽培でこんな間違いをしていませんか?
たくさんの種類の野菜を同時に育てる、かんたんに表現すれば家庭菜園を大きくしたような農業。
このような、いわゆる多品目栽培は、有機農業ではよくやられている方法なのでご存じの方もいらっしゃるでしょう。
そして、多くの農家がやってるんだから自分にもできるだろうと、独学で、農家研修で、栽培の基本を学んでから実際に自分でやってみるのですが・・・
このときすでに、じつは大きな間違いをしています。
有機農業が慣行農業の5倍も儲かるって!?
有機農業者は、あまりお金の話をしたがりません。
「収入に魅力を感じて農業をしてるんじゃない。わずらわしい人間関係から解放されて、健康的な暮らしをしたいから有機農業の道を選んだんだ。」
と、収入は二の次だと言います。
だからこそ見えなくなっていた真実。それは、
有機農業はちゃんと稼げる
ということ。家族を養っていくことくらいは簡単に実現できます。しかも、栽培がうまいとかヘタとか関係ありません。誰でも実現できるものです。
ただし、条件があります。
それは・・・