野菜にはそれぞれ収穫のベストタイミングがあります。
トマトは樹で完熟させたほうが美味しいし、キュウリやズッキーニなどは大きくしすぎると美味しさが損なわれます。
野菜の美味しさを決める要素として鮮度・旬・品種・栽培をよく挙げますが、それ以外に生産者としてできるのは収穫のタイミングをしっかりと決めることだと感じています。
適切なサイズで、味がピークを迎えるときに収穫する。
うちのように多品目でやっているとこれができないことも多いです。
たとえばエダマメ。
マメが太って収穫だ!と思っても、どんどん完熟に向かって生育が進んでいくので長く畑に置いておくことができません。
1週間で出荷する量はだいたい決まっているので、一度に大量の作付けをしていると収穫適期を逃したエダマメをお届けすることになってしまいます。
だからずらし播きをするんですが、1週間ごとにずらして種を播くなんていう高等技術は持ち合わせておらず、そんな面倒な管理をできるかという話にもなり、ずらしても播いてもうまく収穫時期がずれてくれるとは限らなかったり、とにかくベストタイミングで収穫することは難しいです。
まあ、できないなりにも、それでもできる範囲でやれることをやっていくだけですが。
収穫時期をはずした野菜はあまり食べてくれないのが食味担当の子供たち。
トマトやキュウリはもちろんカブ、ソラマメ、ブロッコリーなども美味しければ生でいってくれます。
今日はピーマン。
採れはじめで美味しいんでしょうかね。