ずれてくれない収穫時期

野菜にはそれぞれ収穫のベストタイミングがあります。
トマトは樹で完熟させたほうが美味しいし、キュウリやズッキーニなどは大きくしすぎると美味しさが損なわれます。
野菜の美味しさを決める要素として鮮度・旬・品種・栽培をよく挙げますが、それ以外に生産者としてできるのは収穫のタイミングをしっかりと決めることだと感じています。
適切なサイズで、味がピークを迎えるときに収穫する。
うちのように多品目でやっているとこれができないことも多いです。

たとえばエダマメ。
マメが太って収穫だ!と思っても、どんどん完熟に向かって生育が進んでいくので長く畑に置いておくことができません。
1週間で出荷する量はだいたい決まっているので、一度に大量の作付けをしていると収穫適期を逃したエダマメをお届けすることになってしまいます。
だからずらし播きをするんですが、1週間ごとにずらして種を播くなんていう高等技術は持ち合わせておらず、そんな面倒な管理をできるかという話にもなり、ずらしても播いてもうまく収穫時期がずれてくれるとは限らなかったり、とにかくベストタイミングで収穫することは難しいです。
まあ、できないなりにも、それでもできる範囲でやれることをやっていくだけですが。

収穫時期をはずした野菜はあまり食べてくれないのが食味担当の子供たち。
トマトやキュウリはもちろんカブ、ソラマメ、ブロッコリーなども美味しければ生でいってくれます。

今日はピーマン。

採れはじめで美味しいんでしょうかね。

多品目栽培でこんな間違いをしていませんか?

たくさんの種類の野菜を同時に育てる、かんたんに表現すれば家庭菜園を大きくしたような農業。

このような、いわゆる多品目栽培は、有機農業ではよくやられている方法なのでご存じの方もいらっしゃるでしょう。
そして、多くの農家がやってるんだから自分にもできるだろうと、独学で、農家研修で、栽培の基本を学んでから実際に自分でやってみるのですが・・・
このときすでに、じつは大きな間違いをしています。

それは・・・

有機農業が慣行農業の5倍も儲かるって!?

有機農業者は、あまりお金の話をしたがりません。

「収入に魅力を感じて農業をしてるんじゃない。わずらわしい人間関係から解放されて、健康的な暮らしをしたいから有機農業の道を選んだんだ。」

と、収入は二の次だと言います。
だからこそ見えなくなっていた真実。それは、

有機農業はちゃんと稼げる

ということ。家族を養っていくことくらいは簡単に実現できます。しかも、栽培がうまいとかヘタとか関係ありません。誰でも実現できるものです。

ただし、条件があります。
それは・・・

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