すでに事務処理を気にする研修生

研修生平井さんが事務処理用システムデータを欲しがっています。
これは、松本自然農園の経営形態にマッチするように僕自身が手掛けて開発したもので、言ってみれば顧客管理&発送支援システムのことです。
ホームページで注文を承ってからメールの返信や顧客登録処理、顧客管理、商品の発送に関わる処理全般、納品書や請求書の発行、振込用紙の作成、商品発送案内メール送信、会計ソフトとの連携などの多岐に渡る事務処理を一手に引き受けてくれる、松本自然農園には欠かせない存在になっています。

このシステムを存分に生かすためには、ほぼ同じ経営形態をとってないといけません。
あくまで松本自然農園で使用することが前提に作られているシステムなので汎用性がなく、そのまま譲渡してもおそらく使える機能はごく一部になると思います。
市販ソフトのようなエラー処理もほとんどされていないので想定外の操作には耐えられません。
プログラム内を触れる人なら、ちょこちょこ直しながら使えるはずですが、そうでなければエラーのたびに作業がストップしてしまうはずです。

平井さんがこれを受け取ってどこまで使えるかわかりません。
でもまだ研修中なので、使ってみて分からないところは直接教えられますし、改造してほしいところがあれば(時間がかからないなら)手をかけることができます。

市販のソフトでちょうどいいのがない、いろんなソフトを併用していて面倒、という事務処理の苦労で経営が苦しくなるのは見ていられないので、研修生の特権としてそのうち事務処理用システムを渡そうと思っています。
過去にこれを渡したことがあるのはしまっちのみ。
彼はプログラム組めるからね。
さて平井さんはどうなる?

多品目栽培でこんな間違いをしていませんか?

たくさんの種類の野菜を同時に育てる、かんたんに表現すれば家庭菜園を大きくしたような農業。

このような、いわゆる多品目栽培は、有機農業ではよくやられている方法なのでご存じの方もいらっしゃるでしょう。
そして、多くの農家がやってるんだから自分にもできるだろうと、独学で、農家研修で、栽培の基本を学んでから実際に自分でやってみるのですが・・・
このときすでに、じつは大きな間違いをしています。

それは・・・

有機農業が慣行農業の5倍も儲かるって!?

有機農業者は、あまりお金の話をしたがりません。

「収入に魅力を感じて農業をしてるんじゃない。わずらわしい人間関係から解放されて、健康的な暮らしをしたいから有機農業の道を選んだんだ。」

と、収入は二の次だと言います。
だからこそ見えなくなっていた真実。それは、

有機農業はちゃんと稼げる

ということ。家族を養っていくことくらいは簡単に実現できます。しかも、栽培がうまいとかヘタとか関係ありません。誰でも実現できるものです。

ただし、条件があります。
それは・・・

つづきはこちら

 

関連記事

  1. 【救出】あなたは草を育てているんですか?

  2. 【農業のキホン06】CEC陽イオン交換容量とは?この数値をどうやって使いこなす?

  3. 【農業のキホン05】F1品種 とは?農家の口から出るF1はスポーツカーではない

  4. 【反映】ズッキーニの誘引ちょっと違うんじゃね?というご意見をいただきましたので・・・

  5. 【情報の価値】生産者と消費者をつなぐオンラインマルシェ「ポケットマルシェ」は何がすごいの?

  6. 【異形の者】キャベツの歴史を知る!キャベツはなぜ無農薬栽培が難しいのか?