しつこいくらい端境期の話

雨が降らないので夏野菜たちは苦しそう。
台風は来てほしくないけど雨が降るくらいまで近づいてほしい。
畑の状態は、台風にもすがりたいような砂漠になっています。
ポンプで潅水もしていますが、それでもやっぱり雨にはかなわないです。
どうぞよろしく。

こうして夏野菜の体力が落ちてきているのにあわせて収穫量、出荷品目が減ってくるので、いよいよ端境期に突入するのかという緊張感が出てきています。
夏野菜から秋野菜へ。
毎年ドキドキしていますが、この切り替えはいつもながら難しいですね。
秋野菜が本格的にそろってくるのは10月に入るくらいの頃になるので、それまでは夏野菜をなんとか維持していく必要があります。
秋野菜が早く収穫に至ってくれたらうれしいのですが・・・。
今年は9月もしばらく暑そうなので秋野菜の種まきがちょっと怖いですね。
虫にやられやすいですから、この暑さだと。
それでも毎年虫にやられて痛い思いをしているわけにもいかないので、防虫ネットを張ったりして被害を最小限に食い止めていきます。
ホントは物理的に虫を防いでしまうと野菜自身の健康具合が見えなくなってしまうのでやりたくないのですが、安定供給第一主義者としては収穫にたどりつくことを優先したい。
定期宅配でお客様から支持していただいている以上は野菜を切らすことなく出し続けたいです。

毎年いろいろなことを試しながら安定生産技術を脳内に蓄積していく。
そうして近年の天候不順にも対応していくと。
端境期を鼻歌交じりで乗り切っていくと。
必死に働いているうちにいつのまにか髪に白髪が混じっていってシワが増えて、いつのまにかポックリいくのが理想かな。

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