ここにも松本流が

いよいよ来週くらいから大根が野菜セットに登場してボリュームが一気に増してきますが、ほかの野菜(おもに葉野菜)については間引き菜を出すことが多い。
水菜などは20cmにも満たないようなサイズのものを入れてみたり、からし菜やルッコラはもともと小さいサイズでの出荷だけどさらに小さいサイズから出してみたり、今日の出荷に至っては小松菜をまだ10cmにも満たないようなミニミニ間引きなのに入れてみたり。
ようするになんでもありです。
と書くと僕の単なるわがままにみえるかもしれないけど、食べる側としてもいろんなサイズで野菜が届くというのは特典があるんですよ。

野菜というのは当然だけどタネからはじまって徐々に大きくなるわけで、スーパーで並んでいるサイズしかお目にかかれないということ自体がおかしいと思います。
水菜ひとつとっても10cmや15cm程度の間引きサイズから、スーパーでサラダ水菜として売られているようなサイズ、はては何キロもあるような大株に仕上げてから売ることもあります。
間引きサイズは葉がものすごく柔らかくてくせがないので、サラダには最適な大きさです。
大株はサラダには向かず、どちらかというと火を通したほうが美味しいので鍋に入れるのが良く、漬物などにも向いています。
いろんなサイズがあって、それぞれに適した食べ方があって、そういう部分も野菜セットの定期購入で伝えられたらいいなぁと思います。

ただし・・・間引き菜は出荷調整がかなり大変です。
枯れた葉や虫食いの葉を落とす作業にものすごく手間取るので、スーパーに並んでいるサイズというのが収穫から調整・出荷をするのに効率のよいサイズだということが想像&実感できます。
まあ間引きの段階からお金に換わるという利点があるので、手間がかかるという苦労は報われますけど。
ふつうなら大変なだけの間引きという仕事が、チャリーンチャリーンと空耳が聞こえる仕事に変わりますから。

先日書いたような箱・梱包についても松本流を貫いていますが、間引き菜を惜しみなくセットに入れていくというのもおそらく松本流じゃなかろうかと思います。

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