前編の動画
https://youtu.be/SAgKI66SFgU
2019年10月1日からゲノム編集食品の販売が開始されました。ゲノム編集は遺伝子を操作する最新の技術。まだまだ新しい技術ですので世間に認知されていません。そんななかで食品の販売がスタートした、ちょっと時期尚早かなという気はします。
遺伝子組み換え食品について安全性や環境への影響を議論し続けているなかで、さらにゲノム編集が出てきた。もう勘弁してくれよ・・・と言いたくもなります。
とはいえ、生産者として知っておくべきものであることは間違いありません。一般消費者と同じ立場で落ち着いている場合ではありません。ゲノム編集とはどういうもので、農業にはどんな恩恵をもたらすのか。もしくはどんな危険が予想されるのか。はたまた人類の未来にどんな影響を及ぼすのか。食べものを育てるものとして知っておくべき話です。
話の中心はゲノム編集ですが、遺伝子組み換えについても触れていきます。だってガッツリ関係ありますから。
多品目栽培でこんな間違いをしていませんか?
たくさんの種類の野菜を同時に育てる、かんたんに表現すれば家庭菜園を大きくしたような農業。
このような、いわゆる多品目栽培は、有機農業ではよくやられている方法なのでご存じの方もいらっしゃるでしょう。
そして、多くの農家がやってるんだから自分にもできるだろうと、独学で、農家研修で、栽培の基本を学んでから実際に自分でやってみるのですが・・・
このときすでに、じつは大きな間違いをしています。
有機農業が慣行農業の5倍も儲かるって!?
有機農業者は、あまりお金の話をしたがりません。
「収入に魅力を感じて農業をしてるんじゃない。わずらわしい人間関係から解放されて、健康的な暮らしをしたいから有機農業の道を選んだんだ。」
と、収入は二の次だと言います。
だからこそ見えなくなっていた真実。それは、
有機農業はちゃんと稼げる
ということ。家族を養っていくことくらいは簡単に実現できます。しかも、栽培がうまいとかヘタとか関係ありません。誰でも実現できるものです。
ただし、条件があります。
それは・・・