夏野菜が終わってホッとひと安心

夏野菜がそろそろ消えてなくなりそうです。
夏に採れていた野菜で今でも収穫しているのは
ナス、ピーマン
くらい。
これらは秋に食い込んでいても不自然じゃないので、完全に秋野菜に移行したといってもいいかもしれません。
とはいえ品目数はまだ少なめ。
もう2週間ほどほしいところです。

夏野菜は実のなる野菜が多いです。
トマト、ナス、ピーマン、オクラ、ゴーヤ、キュウリ・・・
そして伸びてくる茎や葉を摘み取る野菜も多いです。
モロヘイヤ、ツルムラサキ、空芯菜・・・

これはつまり、一度苗を植えてしまえば夏の間はずっと収穫が続くということでもあります。
ということは、毎週のように同じような野菜がセットに入ってくるということです。
今年の夏もまさにそんな感じでした。
少しずつ違う野菜を入れるようにしていましたが、基本的にはいつも同じ。
7,8,9月はだいたい同じような内容が続きます。
これは出荷していて申し訳ないなぁと思っています。

でもそれが自然なんですよ。
なりつづける実を放っておくわけにもいかないし、夏に小松菜や水菜や大根なんかをつくるのは現実的ではないし。
飽きないように珍しい品種を入れたりしてますが、なかなか難しいです。
定期宅配している農家ならではの悩みですね。

これが秋冬になると状況がかわります。
株ごと収穫する野菜が多いので、同じものを毎週出さなくてもOK。
寒いので野菜の生長は遅く、しばらく畑で待機しておくことができるので毎週出さなくてもOK。
先週はこの野菜を出したから今週はコレ。
なんていう選択ができる強みがあります。
そういう意味では秋冬はけっこう気持ちがラクかな。
畑に残っている野菜がなくなってくると不安になりますけどね。

夏には夏の、秋冬には秋冬の悩みがあるという話でした。

多品目栽培でこんな間違いをしていませんか?

たくさんの種類の野菜を同時に育てる、かんたんに表現すれば家庭菜園を大きくしたような農業。

このような、いわゆる多品目栽培は、有機農業ではよくやられている方法なのでご存じの方もいらっしゃるでしょう。
そして、多くの農家がやってるんだから自分にもできるだろうと、独学で、農家研修で、栽培の基本を学んでから実際に自分でやってみるのですが・・・
このときすでに、じつは大きな間違いをしています。

それは・・・

有機農業が慣行農業の5倍も儲かるって!?

有機農業者は、あまりお金の話をしたがりません。

「収入に魅力を感じて農業をしてるんじゃない。わずらわしい人間関係から解放されて、健康的な暮らしをしたいから有機農業の道を選んだんだ。」

と、収入は二の次だと言います。
だからこそ見えなくなっていた真実。それは、

有機農業はちゃんと稼げる

ということ。家族を養っていくことくらいは簡単に実現できます。しかも、栽培がうまいとかヘタとか関係ありません。誰でも実現できるものです。

ただし、条件があります。
それは・・・

つづきはこちら

 

関連記事

  1. 【後手】ナスには申し訳ないと思うが私はあなただけを愛することはできない

  2. 農家のための災害復旧支援。国はどこまで助けてくれる?農家はどこまで負担する?

  3. 【農業2020】農家がYouTubeを始めるときの処方箋|3つのPを意識しよう

  4. 【農業のキホン01】新規就農者には3つのスタイルがある

  5. 【解説】専業農家と兼業農家。その分類はもう時代遅れ?

  6. 【反映】ズッキーニの誘引ちょっと違うんじゃね?というご意見をいただきましたので・・・