緊張のゆるむ中盤戦へ

かなり前に自家採種しておいたナスの発芽が悪かったり、レタスの種を播いたのにハウスの温度を上げすぎてほとんど発芽しなかったり。
ほかにも小さな失敗はたくさんありますが、全体としてはおおむね順調に苗作りは進んでいます。
春夏の育苗は油断さえしなければ大丈夫です。

そんな育苗は中盤戦にさしかかっています。
キャベツやブロッコリーなどのセルトレイ中心の育苗から、トマト・ナス・ピーマンなどの夏野菜のポット中心育苗へと変わってきています。
こうなると苗床は一気にふくれあがって置き場がない状態に。

どれを温床から外して厳しい環境に追い出そうか、野菜たちを天秤にかける日々が続きます。

続いていた緊張感をすこし和らげられるのも今くらいから。
寒さによわい夏野菜は気温がマイナスになると枯れてしまうことが多いのですが、最低気温がそこまで下がらない日が増えてくるので、もしうっかり苗床を閉めるのを忘れてしまっても最悪の事態にはなりません。
とはいえ、健全な苗を作り込むための厳しい戦いは続きます。

多品目栽培でこんな間違いをしていませんか?

たくさんの種類の野菜を同時に育てる、かんたんに表現すれば家庭菜園を大きくしたような農業。

このような、いわゆる多品目栽培は、有機農業ではよくやられている方法なのでご存じの方もいらっしゃるでしょう。
そして、多くの農家がやってるんだから自分にもできるだろうと、独学で、農家研修で、栽培の基本を学んでから実際に自分でやってみるのですが・・・
このときすでに、じつは大きな間違いをしています。

それは・・・

有機農業が慣行農業の5倍も儲かるって!?

有機農業者は、あまりお金の話をしたがりません。

「収入に魅力を感じて農業をしてるんじゃない。わずらわしい人間関係から解放されて、健康的な暮らしをしたいから有機農業の道を選んだんだ。」

と、収入は二の次だと言います。
だからこそ見えなくなっていた真実。それは、

有機農業はちゃんと稼げる

ということ。家族を養っていくことくらいは簡単に実現できます。しかも、栽培がうまいとかヘタとか関係ありません。誰でも実現できるものです。

ただし、条件があります。
それは・・・

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