野菜セットには欠かせないのがタマネギ。
ジャガイモと並んで保存が効く野菜のツートップとなっていますが、年間を通して野菜を揃えなければならない多品目農家としては大変ありがたい存在です。
常にセットに入れることができる野菜をストックしておけるというのは安心感につながります。
そんなタマネギですが僕がまともに栽培できるようになったのは昨年くらいから。
就農してから3年ほどはほとんど収穫に至らないほど失敗続きでした。
昨年はそれなりに収穫量がありましたが、タネから育てた苗の数がまったく足りなくて大量に苗を買っていました。
ようするに苗づくりが失敗したわけですね。
そんな流れなので今年の目標は苗をしっかりとつくることでした。
一部、太陽熱消毒をおこなったところで立ち枯れなどがあり欠株も見られますが、おそらく必要苗数は確保できそうな感じです。
タマネギはどれだけあっても困ることがないので場所と苗さえあればどんどん植えていきます。
今日現在、畝を準備して植え付け可能なスペースは約10000本分ほど。
ここを植えつけ終わっても苗が余るようならさらにスペースを確保していきます。
時期的に作付けができるスペースはたくさんあるし、忙しくないので作業時間も確保できる。
やりすぎだろ!というくらいタマネギで埋め尽くしたいもんです。
多品目栽培でこんな間違いをしていませんか?
たくさんの種類の野菜を同時に育てる、かんたんに表現すれば家庭菜園を大きくしたような農業。
このような、いわゆる多品目栽培は、有機農業ではよくやられている方法なのでご存じの方もいらっしゃるでしょう。
そして、多くの農家がやってるんだから自分にもできるだろうと、独学で、農家研修で、栽培の基本を学んでから実際に自分でやってみるのですが・・・
このときすでに、じつは大きな間違いをしています。
有機農業が慣行農業の5倍も儲かるって!?
有機農業者は、あまりお金の話をしたがりません。
「収入に魅力を感じて農業をしてるんじゃない。わずらわしい人間関係から解放されて、健康的な暮らしをしたいから有機農業の道を選んだんだ。」
と、収入は二の次だと言います。
だからこそ見えなくなっていた真実。それは、
有機農業はちゃんと稼げる
ということ。家族を養っていくことくらいは簡単に実現できます。しかも、栽培がうまいとかヘタとか関係ありません。誰でも実現できるものです。
ただし、条件があります。
それは・・・