試練は突然降ってくるものですか?

昨夜の風はすごかったなぁ。
と思いながらいつものように畑へ向かうと、とんでもない光景が広がっていました。

ハウスが潰れてしまっていました。
冗談でしょ?
ほんとに自分のビニールハウスなのか疑ってしまいました。
でも間違いなく自分のです。

一見すると完成していたようで、じつは最後の補強工事が残っていたのでおそらく大きな原因はそこだろうと思います。
ほかにもいくつか思い当たる原因がありますし。
台風の季節までになんとかすればという思いがあったのですが甘かったようです。
僕の詰めの甘さは相変わらずですね。

このまま置いておくわけにもいかず、すぐに撤去を開始しました。
いわゆるビニールハウスの解体作業ですが心は非常に重い。
曲がったパイプを元に戻してもう一度建てなければならないからです。
これから忙しくなってくるのにそんな時間があるだろうか?
今年こそは雨よけハウスで美味しいトマトが育てられると思っていたのに、もう一年先送りになりそうです。
研修生の活躍で時間の余裕ができれば・・・というのはムチャな希望かも。

不幸中の幸いなのは育苗中の苗にほとんど被害がなかったこと。

すれすれのところで留まってくれました。
すでに植えてあったトマトの苗にも被害なし。
霜が降りる季節がおわり、外に苗を置いても大丈夫な時期に来ていたのは助かります。
もう一棟建てているハウスがもうすぐ完成するので育苗中の苗にとってはありがたい状況です。
すでに完成していたら2棟共倒壊してたかもしれませんしね。
せっかく苦労して建てたビニールハウスがたった2ヶ月で使えなくなったのは残念ですが、家のそばで苗を育てなさいという天の声かもしれませんし、もうすこし露地でのトマト栽培を勉強しなさいということかもしれません。
前向きに考えましょう。


今日は一日曇った心で過ごしましたが、こういうのは一晩寝るとすっかり忘れられます。
新規就農当初の様々な苦労に比べればたいしたことじゃありませんしね。
明日からまた、新しく発生した仕事に精を出します。
ハウスの撤去のことね。

多品目栽培でこんな間違いをしていませんか?

たくさんの種類の野菜を同時に育てる、かんたんに表現すれば家庭菜園を大きくしたような農業。

このような、いわゆる多品目栽培は、有機農業ではよくやられている方法なのでご存じの方もいらっしゃるでしょう。
そして、多くの農家がやってるんだから自分にもできるだろうと、独学で、農家研修で、栽培の基本を学んでから実際に自分でやってみるのですが・・・
このときすでに、じつは大きな間違いをしています。

それは・・・

有機農業が慣行農業の5倍も儲かるって!?

有機農業者は、あまりお金の話をしたがりません。

「収入に魅力を感じて農業をしてるんじゃない。わずらわしい人間関係から解放されて、健康的な暮らしをしたいから有機農業の道を選んだんだ。」

と、収入は二の次だと言います。
だからこそ見えなくなっていた真実。それは、

有機農業はちゃんと稼げる

ということ。家族を養っていくことくらいは簡単に実現できます。しかも、栽培がうまいとかヘタとか関係ありません。誰でも実現できるものです。

ただし、条件があります。
それは・・・

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