労働力を提供してもらうかわりに栽培技術や経営手法を伝授する、という形で金銭的なやりとりなしで研修をうけてもらっています。
カリキュラムのようなものがあるわけじゃないので、研修生側からどんどん突っ込んでこないと単にこき使われて終わってしまうことにもなりかねませんが、そのへんは僕の責任じゃないので目をつぶっています。
研修生の姿勢が問われるわけです。
意地悪してるわけじゃないですよ。
聞かれれば答えますからね、たいていのことは。
でも聞かれないのに話したりしません、積み重ねた技術・経験は貴重な財産ですから。
このブログで書いていることなんて表面的な技術ですよ。
得られるものは現場には到底かないません。
研修生からいただくものは労働力だけじゃありません。
それ以外にもいろんなものをもらえます。
先日は当ブログの欠陥について指摘してもらえました。
検索してとある記事に飛んできてもトップページに移れない、だそうです。
たしかにそういうリンクが設置されてませんでした。
今は最上部のタイトルロゴをクリックするとトップページに飛べるように修正しました。
ほかに、研修生が何気なく質問したことでもドキッとすることがあります。
そこ深く考えないでやってたなぁと気づかされるところが見つかるからです。
こういう発見はひとりだと出てきません。
ありがたいです。
研修生がいることで改善すべきところが見つかるのは労働力の提供以上に意義があります。
松本自然農園は所詮ひとりでまわせる面積しかやってませんから、労働力が欲しいわけじゃありませんしね。
お互いにメリットを感じながら研修制度を充実させていけたらいいかなと思います。
多品目栽培でこんな間違いをしていませんか?
たくさんの種類の野菜を同時に育てる、かんたんに表現すれば家庭菜園を大きくしたような農業。
このような、いわゆる多品目栽培は、有機農業ではよくやられている方法なのでご存じの方もいらっしゃるでしょう。
そして、多くの農家がやってるんだから自分にもできるだろうと、独学で、農家研修で、栽培の基本を学んでから実際に自分でやってみるのですが・・・
このときすでに、じつは大きな間違いをしています。
有機農業が慣行農業の5倍も儲かるって!?
有機農業者は、あまりお金の話をしたがりません。
「収入に魅力を感じて農業をしてるんじゃない。わずらわしい人間関係から解放されて、健康的な暮らしをしたいから有機農業の道を選んだんだ。」
と、収入は二の次だと言います。
だからこそ見えなくなっていた真実。それは、
有機農業はちゃんと稼げる
ということ。家族を養っていくことくらいは簡単に実現できます。しかも、栽培がうまいとかヘタとか関係ありません。誰でも実現できるものです。
ただし、条件があります。
それは・・・