ニンジン栽培のちょっとしたコツ

畑はすっかり冬景色。
なにか収穫できる野菜があるんですか?と聞きたくなるほどさみしい状態です。
まああと3週間の出荷なので残っているのは逆に問題ですが。

この写真も何が植えてあるのかわかんない感じですが、分かる人にはわかります。
ニンジンが見えます。
もう残り少ないので出荷するタイミングを計っていますが、今年度のニンジンの出来もそこそこ上々だったように思います。
しっかりと太ってくれていて、割れているものが少ない。
栽培したものがほとんど売れるというのは生産者としてうれしいの一言ですね。

就農当時は栽培したものがことごとく割れてしまって売り物にならなかったりしました。
そのコツは・・・秘密にしてもいいんですが、たいした理由じゃないので言っちゃいます。
秋用と冬用の種まき時期を分ける。
これだけ。
最初はこれがわからずに苦労したんですよ。
秋用のニンジン、これは10月くらいのまだ暖かい季節に収穫していくので、長く畑においておくとどんどん生長していって簡単に割れていきます。
だから秋用は1ヶ月ほどで出荷しつくせる量だけを栽培しています。
対して冬用は寒くなってから収穫をはじめるので、適サイズになってしまったあとはゆっくりと生長していき割れることがあまりありません。
こちらは長期出荷に耐えるため大量にタネを播いて栽培します。

ひとくちに秋冬ニンジンといっても多品目栽培でセットをつくっていくためには、単作生産とは違ったコツがあるということです。
ためになりましたね。
すでに知っている方もおられますね。
いいんです。
この日記を見てくれたなかで一人でも「なーるほど」と言ってくれたら。

多品目栽培でこんな間違いをしていませんか?

たくさんの種類の野菜を同時に育てる、かんたんに表現すれば家庭菜園を大きくしたような農業。

このような、いわゆる多品目栽培は、有機農業ではよくやられている方法なのでご存じの方もいらっしゃるでしょう。
そして、多くの農家がやってるんだから自分にもできるだろうと、独学で、農家研修で、栽培の基本を学んでから実際に自分でやってみるのですが・・・
このときすでに、じつは大きな間違いをしています。

それは・・・

有機農業が慣行農業の5倍も儲かるって!?

有機農業者は、あまりお金の話をしたがりません。

「収入に魅力を感じて農業をしてるんじゃない。わずらわしい人間関係から解放されて、健康的な暮らしをしたいから有機農業の道を選んだんだ。」

と、収入は二の次だと言います。
だからこそ見えなくなっていた真実。それは、

有機農業はちゃんと稼げる

ということ。家族を養っていくことくらいは簡単に実現できます。しかも、栽培がうまいとかヘタとか関係ありません。誰でも実現できるものです。

ただし、条件があります。
それは・・・

つづきはこちら

 

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