トマトです。
葉先に水滴がのっているの分かります?
双葉の両先にもりっと、そして小さな本葉にもちょこっと。
この水滴、水やりしたときにかかったものでもなければ雨に当たったわけでもありません。
トマト自身が出したものなんです。
トマトに限らず植物は自分で水分調整をすることができます。
水分が多いなぁと思ったら写真のように葉先にたくわえて待機。
日中暖かくなって水分が欲しくなると、持っていた水分を吸収します。
けっこう賢いんですよ。
だから葉についているこの水滴は、揺らして勝手に取ってはいけません。
トマトがすねます。
水滴がついていれば「ああ、水やりは少しだけでいいな」
とか
水滴がついていなければ「足りてないんだな、たっぷりあげておくか」
といった目安にもなります。
あとは活着の目安にも。
トレイなどにばらまきして発芽してきた苗を、大きなポットに移し替えるときは根を切ってしまうこともあって移植直後は自分で地面から水を吸う力が弱いです。
植え替えたあと葉先に水滴をたくわえるようになれば、根っこがしっかり張ったという目安にもなるわけですね。
水滴ひとつにも意味がある。
育苗は奥が深いです。
ちいさな観察、大きな未来。
多品目栽培でこんな間違いをしていませんか?
たくさんの種類の野菜を同時に育てる、かんたんに表現すれば家庭菜園を大きくしたような農業。
このような、いわゆる多品目栽培は、有機農業ではよくやられている方法なのでご存じの方もいらっしゃるでしょう。
そして、多くの農家がやってるんだから自分にもできるだろうと、独学で、農家研修で、栽培の基本を学んでから実際に自分でやってみるのですが・・・
このときすでに、じつは大きな間違いをしています。
有機農業が慣行農業の5倍も儲かるって!?
有機農業者は、あまりお金の話をしたがりません。
「収入に魅力を感じて農業をしてるんじゃない。わずらわしい人間関係から解放されて、健康的な暮らしをしたいから有機農業の道を選んだんだ。」
と、収入は二の次だと言います。
だからこそ見えなくなっていた真実。それは、
有機農業はちゃんと稼げる
ということ。家族を養っていくことくらいは簡単に実現できます。しかも、栽培がうまいとかヘタとか関係ありません。誰でも実現できるものです。
ただし、条件があります。
それは・・・