食・健康・農への関心を高めるよう働きかけます

日曜日は見学者がやってきました。
雨なので気兼ねなくお迎えできます。
来てくれる方には申し訳ない天候ですが。

食育に関心のある方々で、農園でなにかできないかという相談を受けました。
HPには松本自然農園3つの柱のひとつとして
『食・健康・農への関心を高めるよう働きかけます』
地元で栽培されている農産物や健康との関わりなどを考えるきっかけづくりを目的として、農産物の収穫体験を企画・運営していきます。また、種まきから収穫までを体験できるような菜園プログラムを企画していきます。
と書いてあるので、こういう話がくるのは当然のことかもしれません。

サツマイモやジャガイモの収穫体験なんてのはどこでもできます。
わざわざうちに来ていただくんだから、よそでは体験できないことをやりたいものです。
旬の野菜を何十品目も栽培している利点を生かせたらなおよし。
現実的には野菜の収穫体験というのが手をだしやすい体験メニューですが、種まきから収穫までを通して体験できるコースがあると最高かなと考えています。
そのへんは企画者の要望を聞きながら、参加者がなにを望んでいるかを受け止めながら、ですね。

本業としての農業経営をおろそかにしない範囲で人が集まってくるような農園にしたいと思います。
そうなると自分で一からプログラムを企画して、募集をつのって、連絡・対応などをしてしまうのは現実的とは言えないので、サポートをしてくれる人がどうしても必要になります。
そう、今日きていただいた方たちのような。
僕は体験の場所を提供して、話をして、食や農の大切さを伝えることに専念する。
これがいい。
ラクしたいだけじゃん!て思わないように。
あれこれ手を出してつぶれていく農園の末路が想像できるので着地点をさがしているんです。

企画のもちこみ歓迎です。
畑で鍋ツアーとかいかがっすか?
8~9月にかけて水菜、春菊、ネギ、白菜などの種まき・苗植えを体験して、冬になって収穫、その場で鍋をつつく。
種まき・草とり・収穫を体験できる美味しいツアー。

みたいな。
冗談ですので応募しないでくださいね。
たとえばの話です。

多品目栽培でこんな間違いをしていませんか?

たくさんの種類の野菜を同時に育てる、かんたんに表現すれば家庭菜園を大きくしたような農業。

このような、いわゆる多品目栽培は、有機農業ではよくやられている方法なのでご存じの方もいらっしゃるでしょう。
そして、多くの農家がやってるんだから自分にもできるだろうと、独学で、農家研修で、栽培の基本を学んでから実際に自分でやってみるのですが・・・
このときすでに、じつは大きな間違いをしています。

それは・・・

有機農業が慣行農業の5倍も儲かるって!?

有機農業者は、あまりお金の話をしたがりません。

「収入に魅力を感じて農業をしてるんじゃない。わずらわしい人間関係から解放されて、健康的な暮らしをしたいから有機農業の道を選んだんだ。」

と、収入は二の次だと言います。
だからこそ見えなくなっていた真実。それは、

有機農業はちゃんと稼げる

ということ。家族を養っていくことくらいは簡単に実現できます。しかも、栽培がうまいとかヘタとか関係ありません。誰でも実現できるものです。

ただし、条件があります。
それは・・・

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