これまでに。
新規就農した最初のころでも、戦いかたを間違えなければじゅうぶんやっていける。
という話をしてきました。
新規就農後の間もない頃でもプロとして対等に戦える秘訣

それでもやっぱり。
自分の栽培に自信が持てない段階で、営業をかけて見込み客をつかんでいくなんてできない。
ある程度、いいものを育てられるようにならないと自信をもって売り込みできない。
そう考える方は少なくないでしょう。
今回は。
そんな人でも自信が生まれる。
ちょっと営業してみようかと考えるようになる。
という耳寄りな情報です。
ぜひ最後までご覧ください。

 

提供者はプロフェッショナル。受取者は素人。

世の中の商売を意識して見てみると、物や情報を売るとはどういうことかがよく分かります。

予備校の講師
大学入試に合格するだけの実力がない人に対して、大学入試に合格するノウハウを教える商売をしている。

かかりつけ医

医師
病気に自分で適切な対処をすることができない人に対して、病気の説明をしたり治療したりすることによって患者の悩みや不安を解決する。

プロスポーツ選手
観客自身の力では到達できないレベルの高い技術、ゲームを提供することで、観客の心に興奮や感動をお届けする。

プログラマー、システムエンジニア
こういうソフトウェアがあったらいいのになぁ、という要望を満たすためにプログラムを組んで顧客にソフトウェアを提供する。

飲食店
自分では作れないような美味しい料理が食べたい、という人に対してプロの技を駆使し目利きされた食材を使ってお客様が満足するような料理を提供する。


挙げていくときりがないのでこのへんでやめておきますが、これらの仕事には共通点があることに気づかれるでしょうか?

提供者はプロフェッショナル。
受取者は素人。

という事実です。
なにかものを買うとき、自分でそれを作るのは無理だからお金を出して買います。
自分で作るよりも素晴らしいものが売られているから、それを買います。
自分の知らないことを教えてくれるから、お金を出してその人から習います。
世の中のほとんどのことは、素人がプロから買うという構図で商売が成り立っているんです。

 

素人に売っていくんだと思えば気持ちがらくになる

これは、農業の場合でも同じように当てはまります。
野菜や米、果樹などの農産物を買おうと思っている人は、自分では作れないからお金を出して買います。
作物を育てるということに関しては素人です。
その素人に対して、農家はプロとして育てた農作物を売っていきます。

提供者はプロフェッショナル。
受取者は素人。

という構図は変わりません。
じゃあやっぱりプロとしての商品を提供しなきゃいけないんだから、新規就農者がうまくできるか分からないときに売り込みをしていくのは難しいじゃないか。
そう思われるかもしれません。
でも。
相手は素人なんです。
作物を育てることができない素人なんです。

プロ同士がお互いの商品を比べあって良し悪しを評価するわけではなくて、素人が満足するものを提供できればそれで充分に提供者としてはプロなんです。
たとえ栽培に関してはやっとまともに商品が作れるようになったレベルのスキルしかなかったとしても、それでもお客様は満足してくれる可能性は高いです。
レベルが低かろうがプロが作ったものですから。

 

売り先が素人になるように意識する

味見

もちろんお客様を選ぶ必要はあります。
新規就農者がいきなり舌の肥えた有名レストランのシェフに野菜を売りこんだとしたら、「話にならん!」と一蹴されるかもしれません。
目利き能力の高いバイヤーを通して売ろうとしたら、ものすごい安値を付けられてしまうかもしれません。
目利きのプロ、料理のプロを相手にしてしまうと、駆け出し農家では勝負にならないんです。

栽培に自信がないうちは、こまかな違いがわからない素人に売る。
栽培に自信がついてくれば、違いの分かる人たちに評価してもらい買ってもらう。
そうやって売り方を変えていくくらいの工夫はあって当然だと思います。

具体的には、農作物に関して目利き・味利きが素人なのは一般家庭の主婦です。
ふだんから食材を扱った仕事をしている卸業者、常に舌を敏感にして味の違いが明確にわかる飲食店シェフなどに比べれば、一般家庭の主婦は食材に関しては素人です。

まず最初に売っていくなら、家庭向けに販路を求めるほうが売りやすいはずです。
ただし。
家庭向けに直接売っていくのは販路開拓が難しいという面があります。
そこは注意する必要があると思います。

自分の育てた農産物に自信が持てない初期のころは。
素人に対して売っていくということを意識していれば、それほど悪い評価をいただくことは少ないはずです。

ぜひ参考にしてみてください。

 

栽培が下手でも時給3000円で働く農家になる方法とは?

もしかしたらあなたは、ひたすら栽培技術を磨こうとしていませんか?
いいものを作れば売れると思っていませんか?
その道は、優秀な先進農家と戦うことになる、かなり危険な道です。死に物狂いで努力しても結果を残せないかもしれない道です。

それよりも、たとえ栽培が下手でも時給3000円、しかも週休3日で働く農家になる道があります。見つけさせすれば誰でも通れる道です。

そんな道どこにあるの?じつは・・・

つづきはこちら

有機栽培農家・松本がやってしまった間違いとは?

農業をやりたいと考えたときに最も重要なことは

栽培技術の習得

であることは間違いありません。商品ができなければ何も始まりませんから。
ちゃんと作物を栽培できて、ある程度のレベルの農作物を自分で作れるようにならなければ、当たり前ですが買ってくれるお客様はいないわけです。
だから栽培技術を身につけることは最低限やらなければならないはずです。

じゃあここで、あなたが、農業のなかでも難しいとされる無農薬栽培に挑戦しようと考えていたら・・・。自分の育てたものを消費者に直接お届けしたいと考えていたら・・・。

それはほとんどの場合。
有機農業では王道とされる、野菜セット農家になるということです。
たくさんの種類の野菜や果物、米などを育てて、それを詰め合わせボックスという形でお客様へお届けする。
そういう農家です。

当サイトの管理者・松本は、この野菜セット農家になるときに大きな間違いをしてしまいました。

それは・・・

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