3週間の苦悩

いろいろな都合により松本自然農園は3月と4月の2ヶ月間の出荷を止めています。
これは最初のころは懸命になって休止期間をなんとか短くしようとがんばっていたのですが、今では割り切って2ヶ月間きっちり休んでしまおうと開き直ることにしています。
おかげで心身ともにゆっくりくつろぐことができ、出荷している10ヶ月間はしっかり全力で走ることができます。

こうして出荷を切ると出てくるやっかいな問題が
再開時に野菜をそろえる
ということ。
今年はGWが明けた5月7日から出荷を再開する予定ですが、その日に出荷できる野菜を10種類ちゃんとそろえていることが必須となります。
そこより早く収穫がはじまれば、それを売りさばくための売り先が必要になるし、生育が遅れれば再開時期が遅れてお客さんに迷惑がかかるし。
とにかく5月7日と決めたらそれに向けて野菜の生育をあわせていく。
これが難しいですね。

3月がいつもよりも寒かったせいで、今のところの生育は少し遅れているような感じです。
あと3週間あるのでなんとかなるかなぁと思っていますが、不織布をかけたりかけなかったりして生育を少し調整していくつもりです。
天候とにらめっこして、野菜の様子を見て状況を判断・決定して。
この緊張感、自分でやらないとわかんないですよ。
研修生もきっとわかってないと思います。

残り3週間を楽しみましょうかね。

多品目栽培でこんな間違いをしていませんか?

たくさんの種類の野菜を同時に育てる、かんたんに表現すれば家庭菜園を大きくしたような農業。

このような、いわゆる多品目栽培は、有機農業ではよくやられている方法なのでご存じの方もいらっしゃるでしょう。
そして、多くの農家がやってるんだから自分にもできるだろうと、独学で、農家研修で、栽培の基本を学んでから実際に自分でやってみるのですが・・・
このときすでに、じつは大きな間違いをしています。

それは・・・

有機農業が慣行農業の5倍も儲かるって!?

有機農業者は、あまりお金の話をしたがりません。

「収入に魅力を感じて農業をしてるんじゃない。わずらわしい人間関係から解放されて、健康的な暮らしをしたいから有機農業の道を選んだんだ。」

と、収入は二の次だと言います。
だからこそ見えなくなっていた真実。それは、

有機農業はちゃんと稼げる

ということ。家族を養っていくことくらいは簡単に実現できます。しかも、栽培がうまいとかヘタとか関係ありません。誰でも実現できるものです。

ただし、条件があります。
それは・・・

つづきはこちら

 

関連記事

  1. 【播種】空心菜(エンサイ)の青臭い感じは好みが分かれるね

  2. 【農業2020】農家がYouTubeを始めるときの処方箋|3つのPを意識しよう

  3. 【対決】小泉進次郎vsJA「負けて勝った」と言い残した小泉氏の真意とは?

  4. 【お知らせ10/27イベント】有機農業者であれば必見の内容です。

  5. 【情報の価値】生産者と消費者をつなぐオンラインマルシェ「ポケットマルシェ」は何がすごいの?

  6. 書籍出版しました:時給3千円農家のつくりかた