ようやく元気になりつつあります。
1週間も熱が続いてしまい、仕事や生活への影響がどれほどのものか身にしみました。
元気が一番ですね。
研修生がうちに来るようになってもうすぐ3カ月なので、そろそろ初心者気分を外してもらわなければと、最近は仕事のスピードについてよく注意するようになりました。
自身の労働価値についてちゃんと意識してほしいからです。
所詮は素人ですから何年もやってきたプロにかなうはずもありませんが、そういう実質的なスピードではなく遅いなりにもスピードを上げる努力や工夫をしているかという姿勢が大事だと思っています。
たとえば苗を植える作業。
どっこいしょと腰を落として、苗を植えては横へ移動してまた苗を植える、これの繰り返し。
腰を落とさずにかがんで作業すると移動時間が短縮されます。
苗を植える時の手数や、空になったポットの処理、手足の動きひとつひとつに迷いや無駄があると作業スピードはどんどん落ちていきます。
こういうのは意識の問題なので、遅くてもいいと思っているか、もしくはなにも考えずに作業していると、独立した時にもそのままの流れでやってしまうと思います。
独立して自分で全てを管理しないと理解できないかもしれませんが、限られた持ち時間とやらなければならない作業の時間を常に天秤にかけながら、この苗の定植には30分しかかけられない!という状況は必ず生まれるので、そういうときに困らないだけのスキルは持っていてほしいものです。
と、こういうのは作業者としての技術。
わりと簡単に身につくものです。
本当に大事なのは管理者としての技術。
うちに来る価値はここにあるのです。
それはまた別の記事で。
多品目栽培でこんな間違いをしていませんか?
たくさんの種類の野菜を同時に育てる、かんたんに表現すれば家庭菜園を大きくしたような農業。
このような、いわゆる多品目栽培は、有機農業ではよくやられている方法なのでご存じの方もいらっしゃるでしょう。
そして、多くの農家がやってるんだから自分にもできるだろうと、独学で、農家研修で、栽培の基本を学んでから実際に自分でやってみるのですが・・・
このときすでに、じつは大きな間違いをしています。
有機農業が慣行農業の5倍も儲かるって!?
有機農業者は、あまりお金の話をしたがりません。
「収入に魅力を感じて農業をしてるんじゃない。わずらわしい人間関係から解放されて、健康的な暮らしをしたいから有機農業の道を選んだんだ。」
と、収入は二の次だと言います。
だからこそ見えなくなっていた真実。それは、
有機農業はちゃんと稼げる
ということ。家族を養っていくことくらいは簡単に実現できます。しかも、栽培がうまいとかヘタとか関係ありません。誰でも実現できるものです。
ただし、条件があります。
それは・・・