頼りになるウリ科保存系

台風がもたらした雨は非常に助かりました。
ここまで苦しそうにしていた野菜たちは、これで復活。
しばらくすれば収穫量も戻ってくるでしょうね。

という表現でわかるとおり、先週くらいまでは非常に危ない状態でした。
トマト、ナス、ピーマンなど主力野菜の収穫量が落ち込み、ツルムラサキやモロヘイヤなどの葉野菜も新しく茎葉が伸びてこないので収穫できない。
そろそろポンプで川から水を汲み上げなければ、というところまで来ていました。
(実際はポンプ使おうとしましたが故障していて修理中です)

定期購入者でほとんどを占める松本自然農園にとって、野菜の収穫量が落ち込むまたは安定しないというのは死活問題です。
出せる野菜がないといって出荷を休止するのは簡単ですが、天候不順であっても有機農業という不安定な土台の上で経営していても、栽培技術不足を原因にしてしまうのはプロとしてどうかと思っているので、出荷を切らさないというのは非常に重要視しています。
お客さんからの信頼度にも影響しますし。

それでも収穫量に波がある。
10年の経験を持ってしてもその波は訪れます。
こんなときは保存系野菜が大活躍してくれます。

玉ねぎやジャガイモはもちろんそうなんですが、今年はカボチャ3種類、冬瓜、赤毛瓜などウリ系野菜をたくさん栽培&収穫しました。
これだけあるとちょっとした収穫量の落ち込みには動じません。
ただし頼りすぎても季節感を失くしてしまうので、やっぱり栽培技術の安定は大事ですね。

多品目栽培でこんな間違いをしていませんか?

たくさんの種類の野菜を同時に育てる、かんたんに表現すれば家庭菜園を大きくしたような農業。

このような、いわゆる多品目栽培は、有機農業ではよくやられている方法なのでご存じの方もいらっしゃるでしょう。
そして、多くの農家がやってるんだから自分にもできるだろうと、独学で、農家研修で、栽培の基本を学んでから実際に自分でやってみるのですが・・・
このときすでに、じつは大きな間違いをしています。

それは・・・

有機農業が慣行農業の5倍も儲かるって!?

有機農業者は、あまりお金の話をしたがりません。

「収入に魅力を感じて農業をしてるんじゃない。わずらわしい人間関係から解放されて、健康的な暮らしをしたいから有機農業の道を選んだんだ。」

と、収入は二の次だと言います。
だからこそ見えなくなっていた真実。それは、

有機農業はちゃんと稼げる

ということ。家族を養っていくことくらいは簡単に実現できます。しかも、栽培がうまいとかヘタとか関係ありません。誰でも実現できるものです。

ただし、条件があります。
それは・・・

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