残ったニンジンは予想外

端境期までの出荷も残すところ3回となり、今年度のゴールもそろそろ見えてきました。
畑に残っている野菜を全部出し尽くすつもりで収穫を続けていますが、きっちりとなくなるものばかりじゃないのは来年への反省でしょうか。
そんななかで出荷のタイミングをずっと計りながら収穫してきたのがニンジン。
需要が大きいのでもっと多く作付けしたいのに、間引きや草取りなど手間がかかるため栽培面積が限られている野菜のひとつです。
出荷回数と予測在圃数をみながら、出荷する週としない週をつくったり、セットに入れる本数を変えてみたり、いろいろ手をつくして2月末までなんとかニンジンを残すことができました。
でも土に埋まっているだけに正確な量が把握できてないんです。

そこで今日は残っているニンジンをすべて掘り出してみました。

そしたらけっこう残ってました。
もっと少ないと思っていたのに。
売り切れないほどの量ではないので計算違いというほどではありませんが、今期はニンジンだけ欲しいという要望も多かったので申し訳ない気持ちになりました。
多めに作っても買っていただけるのなら、単品需要にも答えられるように栽培面積を確保していきたいですね。
そのためにはニンジンに労働時間をけっこう割かないといけませんが・・・。

多品目栽培でこんな間違いをしていませんか?

たくさんの種類の野菜を同時に育てる、かんたんに表現すれば家庭菜園を大きくしたような農業。

このような、いわゆる多品目栽培は、有機農業ではよくやられている方法なのでご存じの方もいらっしゃるでしょう。
そして、多くの農家がやってるんだから自分にもできるだろうと、独学で、農家研修で、栽培の基本を学んでから実際に自分でやってみるのですが・・・
このときすでに、じつは大きな間違いをしています。

それは・・・

有機農業が慣行農業の5倍も儲かるって!?

有機農業者は、あまりお金の話をしたがりません。

「収入に魅力を感じて農業をしてるんじゃない。わずらわしい人間関係から解放されて、健康的な暮らしをしたいから有機農業の道を選んだんだ。」

と、収入は二の次だと言います。
だからこそ見えなくなっていた真実。それは、

有機農業はちゃんと稼げる

ということ。家族を養っていくことくらいは簡単に実現できます。しかも、栽培がうまいとかヘタとか関係ありません。誰でも実現できるものです。

ただし、条件があります。
それは・・・

つづきはこちら

 

関連記事

  1. 【変化球】発芽適温が高いタネは奥の手で発芽させようか

  2. 【流通】卸売市場の仕組みと付き合い方。中間マージン大きすぎてマジ泣く・・・

  3. 【応用編】難しいと言われるキャベツの有機栽培をどうやって実現する?

  4. 【日課】毎日精力的にズッキーニの子作り

  5. 【農業のキホン07】C/N比そして窒素飢餓。有機肥料マスターになるための第一歩です

  6. 【農業のキホン06】CEC陽イオン交換容量とは?この数値をどうやって使いこなす?