手押しが好きなんです

出荷量や売上などから考えるとかなり小さな面積でやっているのが松本自然農園。
面積を広げるからトラクターが必要になったりハンマーナイフモアが欲しくなったりするんであって、しっかりと管理して回せる適切な面積であれば小さな耕耘機で充分。
というのが松本流です。

松本自然農園はまだ9年しか経験のない農園ですが、その経験のなかで感じることは
1町歩を超える面積を管理するならトラクター
があると助かります。
多品目栽培で畝ごとに野菜の種類が異なるような管理をしていると、一度に広い面積を耕す機会がそれほど多くないので小さな耕耘機でも充分に対応できます。
いちいち大きなトラクターをひっぱってくるより畝1本2本程度ならラクだったりします。

もちろん管理の仕方や土質の違いなどトラクターがあったほうがいい場合もあります。
一概にトラクターなんていらん!と言っているわけではありません。
必要だと思えば所有すればいいです。

もうひとつの側面として、農地が分散しているとトラクターの移動が大変です。
もちろん耕耘機の移動も大変ですが。
どちらが速いかは距離によりますが、場合によってはトラクター1台よりも耕耘機2台のほうが効率的なこともあるはずです。

これまでの経験から、5馬力の耕耘幅45cm管理機だと6反は難しいです。
3反がいいところです。
今は7馬力の耕耘幅60cmですが、これでも8反まで広げると大変そうです。
うちのやり方でいくと耕耘幅80cmで普通に耕せる馬力さえあるなら手押しの耕耘機でも1町歩はいけると踏んでますが、誰にでもお勧めできるものではありません。
素直にトラクターでもいいと思いますが、なんか手押しのほうが好きなんですよね。
好みの問題です。

最近新たに農地を借りました。
これで管理面積は約7反5畝に。
今の耕耘機だけでやっていけるのか、迷うところです。

多品目栽培でこんな間違いをしていませんか?

たくさんの種類の野菜を同時に育てる、かんたんに表現すれば家庭菜園を大きくしたような農業。

このような、いわゆる多品目栽培は、有機農業ではよくやられている方法なのでご存じの方もいらっしゃるでしょう。
そして、多くの農家がやってるんだから自分にもできるだろうと、独学で、農家研修で、栽培の基本を学んでから実際に自分でやってみるのですが・・・
このときすでに、じつは大きな間違いをしています。

それは・・・

有機農業が慣行農業の5倍も儲かるって!?

有機農業者は、あまりお金の話をしたがりません。

「収入に魅力を感じて農業をしてるんじゃない。わずらわしい人間関係から解放されて、健康的な暮らしをしたいから有機農業の道を選んだんだ。」

と、収入は二の次だと言います。
だからこそ見えなくなっていた真実。それは、

有機農業はちゃんと稼げる

ということ。家族を養っていくことくらいは簡単に実現できます。しかも、栽培がうまいとかヘタとか関係ありません。誰でも実現できるものです。

ただし、条件があります。
それは・・・

つづきはこちら

 

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