毎年悩まされるのがニンジンの草取り。
初期生育がとんでもなく遅いため、ぐんぐん草が伸びてくる真夏に種をまくと簡単に草のジャングルに埋もれてしまいます。
うまく農機具をつかって適期に除草しても、ニンジンまわりは手で丁寧に取ることになるため時間がかかってしょうがない。
やりようはあるんだろうけど。
ニンジンだけ大量に欲しい、ジュースにするから。
というお客さんはけっこういます。
草取りに手間がかかるから大面積では栽培していないんですよ、という理由でこれまで断ってきましたがせっかく御要望いただいたらドサッと出してあげたいという気持ちはあります。
また、野菜セットのなかの一品とはいえ、夏のトマトのように主役になれる品目なので大量に育てておきたいという気持ちもあります。
そんなわけで対策を。
最近ではけっこう有名になってきた太陽熱処理をやってみました。
畝を立てたあとに透明ビニールをかけて地表面の雑草を(種も含めて)枯らしてしまおうという技術です。
これはうまくいくと一定期間だけど草がほとんど生えてこないので、ニンジンの初期段階で草取りに追われることがなくなります。
手間を考えなくていいのでいつもよりも多めにニンジンを作付け出来ると思います。
温度が上がりすぎて微生物やらなにやら生き物を殺してしまうのでは?と心配になりますが、地温が上がりきらないところまでもぐっていく(らしい)ので大丈夫だそうです。
過去に玉ねぎの苗づくりでやったことがあり効果を実感している太陽熱処理。
ニンジンでもうまくいくでしょうか。
多品目栽培でこんな間違いをしていませんか?
たくさんの種類の野菜を同時に育てる、かんたんに表現すれば家庭菜園を大きくしたような農業。
このような、いわゆる多品目栽培は、有機農業ではよくやられている方法なのでご存じの方もいらっしゃるでしょう。
そして、多くの農家がやってるんだから自分にもできるだろうと、独学で、農家研修で、栽培の基本を学んでから実際に自分でやってみるのですが・・・
このときすでに、じつは大きな間違いをしています。
有機農業が慣行農業の5倍も儲かるって!?
有機農業者は、あまりお金の話をしたがりません。
「収入に魅力を感じて農業をしてるんじゃない。わずらわしい人間関係から解放されて、健康的な暮らしをしたいから有機農業の道を選んだんだ。」
と、収入は二の次だと言います。
だからこそ見えなくなっていた真実。それは、
有機農業はちゃんと稼げる
ということ。家族を養っていくことくらいは簡単に実現できます。しかも、栽培がうまいとかヘタとか関係ありません。誰でも実現できるものです。
ただし、条件があります。
それは・・・