土手草にはちょうどよい長さがある

平地の農業に比べて中山間地の農業は手がかかる。
一枚あたりの面積が小さいから効率が悪い、なんてのは当たり前。
獣害に悩まされるというのも聞き飽きました。
そしてこれ。

土手の草刈り。
田んぼが段々になっているので当然ながら土手の面積は広く、これの草刈りがハンパじゃなく大変です。
松本自然農園は2枚の田んぼを借りていますが、両方の土手草刈りをやると一日仕事になってしまいます。
一日中草刈機を振り回し、刈った草を熊手でせっせと集めて回収。
農作業のなかで最もきつい作業のひとつといえるかもしれません。
これが一年のうちで3~4回あります。

そんな土手草刈りなので畑が忙しいときは後回しになったりして、いつのまにか草ボーボーになってしまうことはよくあります。
のびきってしまうと刈るのが大変で、さらに集める草も多くなります。
背の低いうちに刈っておけばラクなのに・・・とわかっていても出来ないのがボク。

でしたが今年は違います。
例年よりも2週間以上早く刈り始めています。
おかげで作業がラクラク。
こんなんだったら毎年ちゃんと適期にやっとくんだったよ。
周りの方々はやはりGWころに土手草を刈ってますからね、やっぱこの時期に刈るのが適期なんでしょう。
短すぎず長すぎず、ちょうどよいサイズになったところで刈るとすごく効率よく疲れも少ない。
5年目にしてようやくわかってしまいました。
遅い!

多品目栽培でこんな間違いをしていませんか?

たくさんの種類の野菜を同時に育てる、かんたんに表現すれば家庭菜園を大きくしたような農業。

このような、いわゆる多品目栽培は、有機農業ではよくやられている方法なのでご存じの方もいらっしゃるでしょう。
そして、多くの農家がやってるんだから自分にもできるだろうと、独学で、農家研修で、栽培の基本を学んでから実際に自分でやってみるのですが・・・
このときすでに、じつは大きな間違いをしています。

それは・・・

有機農業が慣行農業の5倍も儲かるって!?

有機農業者は、あまりお金の話をしたがりません。

「収入に魅力を感じて農業をしてるんじゃない。わずらわしい人間関係から解放されて、健康的な暮らしをしたいから有機農業の道を選んだんだ。」

と、収入は二の次だと言います。
だからこそ見えなくなっていた真実。それは、

有機農業はちゃんと稼げる

ということ。家族を養っていくことくらいは簡単に実現できます。しかも、栽培がうまいとかヘタとか関係ありません。誰でも実現できるものです。

ただし、条件があります。
それは・・・

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