白や緑が圧倒的に多かった春野菜に比べると、なんともカラフルな詰め合わせになるのが夏野菜の面白いところ。
わざといろんな品種を混ぜていることもあるけど、彩りを気にしなくてもいつの間にかカラフルになってきます。
スタンダードにナス、トマト、ピーマンを入れるだけでも紫、赤、緑が揃うのに、うちはけっこう変わった品種を使うことも多いので紫、黄緑、緑、黄、白、黒、赤などの色がひとつの野菜セットの中で揃ってしまいます。
夏野菜は樹に実がぶらさがる野菜が多いので、ずっと収穫を続けることで出荷を維持してしまいます。
毎週のようにトマト、ナス、ピーマン、キュウリ、オクラ・・・。
どうしても長期にわたって同じような野菜をお届けせざるを得ないという状況が生まれます。
毎週お届けしている家庭も多く、なんとか飽きのこないような詰め合わせにしたいと思ってのカラフルセットですが、品種が変わってもしょせんナスはナスだしピーマンはピーマンなので、飽きている方もきっとおられることでしょう。
もうこれはどうしようもありません。
エダマメを入れたりトウモロコシを入れたり若干の変化はつけられますが、ぶらさがり系のいわゆる果菜類は収穫が長期にわたるものです。
あと1ヶ月くらいは耐えてもらうしかありません。
逆にいえば残り一ヶ月ほどで野菜の種類が入れ替わり始めるということ。
夏以外の季節はだいたい同じような野菜になるので、夏にしか食べられない野菜たちを存分に飽きるほど堪能してもらいたいですね。
多品目栽培でこんな間違いをしていませんか?
たくさんの種類の野菜を同時に育てる、かんたんに表現すれば家庭菜園を大きくしたような農業。
このような、いわゆる多品目栽培は、有機農業ではよくやられている方法なのでご存じの方もいらっしゃるでしょう。
そして、多くの農家がやってるんだから自分にもできるだろうと、独学で、農家研修で、栽培の基本を学んでから実際に自分でやってみるのですが・・・
このときすでに、じつは大きな間違いをしています。
有機農業が慣行農業の5倍も儲かるって!?
有機農業者は、あまりお金の話をしたがりません。
「収入に魅力を感じて農業をしてるんじゃない。わずらわしい人間関係から解放されて、健康的な暮らしをしたいから有機農業の道を選んだんだ。」
と、収入は二の次だと言います。
だからこそ見えなくなっていた真実。それは、
有機農業はちゃんと稼げる
ということ。家族を養っていくことくらいは簡単に実現できます。しかも、栽培がうまいとかヘタとか関係ありません。誰でも実現できるものです。
ただし、条件があります。
それは・・・