ハッピーカレッジ講演会
しゃべってきました。
冷やかしの応募はほとんどなかったようで、ありがたいことに用意した席はぎっしりと埋まっていました。
50人って多いですね・・・。
こんなたくさんの人前でしゃべらせてもらえるなんてありがたいことで、自分で募集をかけたってこれほどの集客力はありませんから、人のつながりってつくづく大切だなぁと感じさせてくれました。
きてくださった皆様、ありがとうございました。
スタッフの皆様、ありがとうございました。
ざっと見渡してみると僕の親世代もしくはそれ以上(と思われる)方々がほとんど。
こりゃ家庭菜園なんかをやってて無農薬栽培に興味があるから来たという方が多いのでは?
と推測できましたが、直前になって話す内容を変更するなんていう芸当ができるはずもなく、あらかじめ組み立ててある話を口から音にするだけです。
講演のおおざっぱな流れは
農園の概要 → 自転車日本一周 → 松本自然農園の歩み
ですが、自転車の話が半分、農業の話が半分といった時間配分でした。
来てくださった方々の興味や年齢層がわかっていれば、おそらく農業の話をほとんどにして全体を組み立てていたと思います。
とはいえ自転車の話でも興味を持って聞いていただけたように見受けられたのでよしとしましょう。
おそらく自分の息子を見るような感じで話をきいていたのではないでしょうか。
両親を説得するのが大変だった、というあたりは妙に頷かれた気がするので。
就農の経緯なんかも聞いていただきましたが、一番の食いつきポイントはやっぱり栽培の話。
通路に草を生やすのはわざとなんですーとか、オカラと米ぬかを混ぜて発酵させて肥料にしてるんですーとか、自分で家庭菜園やられている方は無農薬でやりたいと思っているせいか栽培のコツに興味津々。
小手先の技術だけを伝えてもいかんかな~と思って微生物による発酵・腐敗など土作りのベースになる話をしてしまいましたがうまく伝わったでしょうか?
今回、講演会をやらせてもらって僕自身すごく勉強になりました。
自分が通ってきた道なので話すことは簡単ですが、要点をかいつまんでいかにわかりやすくおもしろく伝えるか、全体として話の流れをどのようにつくっていくのか、聴衆の反応による時間配分、など改善点は数知れず。
やってみてわかることって多いですね。
次回またどこかでしゃべらせてもらえる機会があったら、今回の反省を活かしながら松本節を披露できればと思います。
といいつつ刈谷市で来年しゃべる予定をすでにいただいてきました。
今度のは座談会風なのでもっと気楽にできそうですが、なんにせよ準備だけはしっかりしていきます。
お楽しみに。
多品目栽培でこんな間違いをしていませんか?
たくさんの種類の野菜を同時に育てる、かんたんに表現すれば家庭菜園を大きくしたような農業。
このような、いわゆる多品目栽培は、有機農業ではよくやられている方法なのでご存じの方もいらっしゃるでしょう。
そして、多くの農家がやってるんだから自分にもできるだろうと、独学で、農家研修で、栽培の基本を学んでから実際に自分でやってみるのですが・・・
このときすでに、じつは大きな間違いをしています。
有機農業が慣行農業の5倍も儲かるって!?
有機農業者は、あまりお金の話をしたがりません。
「収入に魅力を感じて農業をしてるんじゃない。わずらわしい人間関係から解放されて、健康的な暮らしをしたいから有機農業の道を選んだんだ。」
と、収入は二の次だと言います。
だからこそ見えなくなっていた真実。それは、
有機農業はちゃんと稼げる
ということ。家族を養っていくことくらいは簡単に実現できます。しかも、栽培がうまいとかヘタとか関係ありません。誰でも実現できるものです。
ただし、条件があります。
それは・・・