秋冬の種まきはだいたい終わりました。
からし菜やルッコラなど小さいうちに収穫していく野菜については今後も定期的に種を播いていきますが、それ以外については今畑にあるもので来年2月末まで出荷を続けていく予定です。
毎年のことですが、アブラナ科の野菜にはいつも苦労させられます。
小松菜、水菜、からし菜などはもちろんブロッコリーやキャベツ、ハクサイもアブラナ科。
これらの野菜はけっこう虫に葉を食べられやすいです。
種を播いては失敗し、また播いては失敗し、という繰り返しを経てようやくまともなものが出来てきたりすることが多いのですが、今年も例年どおりの失敗をしてきました。
防虫ネットを使ったぶんだけマシでしたが。
そんななかでの光明になっているのが山奥圃場でのアブラナ科。
春先に栽培したときになぜか虫害が少なかったことをブログでも書きましたが、秋作についても同様に虫害が少ないです。
この畑にあるアブラナ科は水菜、カブ、大根、コールラビ、小松菜、からし菜、ルッコラと栽培面積の半分以上を占めていますが、どれも虫食いのないきれいな葉をしています。
他の畑で同じ時期に種をまいたものは多少なりとも虫に食われていたりします。
なんで?
アブラナ科を食する虫が少ない環境なの?
というのは外界から離れた山奥の圃場だから虫の往来がない環境ということで容易に想像できますが、春にアブラナ科を栽培したときは最終的にはけっこう虫害でやられてしまったので虫がいないということは考えにくいです。
ゼロではないけど過去の栽培経験が少ないからアブラナ科につく虫が少ないことは言えると思いますが。
アブラナ科に慣れていない畑、ということか。
春や秋に悩まされる葉野菜の虫害。
この山奥圃場をうまくつかえば、悩みがひとつ減りそうです。
頼りすぎは禁物ですけどね。
多品目栽培でこんな間違いをしていませんか?
たくさんの種類の野菜を同時に育てる、かんたんに表現すれば家庭菜園を大きくしたような農業。
このような、いわゆる多品目栽培は、有機農業ではよくやられている方法なのでご存じの方もいらっしゃるでしょう。
そして、多くの農家がやってるんだから自分にもできるだろうと、独学で、農家研修で、栽培の基本を学んでから実際に自分でやってみるのですが・・・
このときすでに、じつは大きな間違いをしています。
有機農業が慣行農業の5倍も儲かるって!?
有機農業者は、あまりお金の話をしたがりません。
「収入に魅力を感じて農業をしてるんじゃない。わずらわしい人間関係から解放されて、健康的な暮らしをしたいから有機農業の道を選んだんだ。」
と、収入は二の次だと言います。
だからこそ見えなくなっていた真実。それは、
有機農業はちゃんと稼げる
ということ。家族を養っていくことくらいは簡単に実現できます。しかも、栽培がうまいとかヘタとか関係ありません。誰でも実現できるものです。
ただし、条件があります。
それは・・・