焦りは無駄を生む

畑にある野菜たちがだいぶ少なくなってきました。
今年度はなんとか2月末まで発送したいと意気込んでやっていますが、けっこうギリギリな予感がして焦っています。
1月いっぱいはおそらく余裕ですが2月をどこまで出荷できるのか。
試されているようで怖いです。

そんななかで同時に進めていくのが育苗。
春野菜や夏野菜の種まきがそろそろ始まってきます。
真冬なのに?と思われる方も当然いるでしょうけど、旬の時期にタネを播けばOKというもんでもなくて、旬の時期に収穫したいと思えばそれよりも前に種まきが必要なのが季節の移り変わりが激しい日本という国です。

このくそ寒い季節にナスやピーマンのタネを播く。
寒さに負けるので保温して守ってやる。
そこまでやって育てることで、彼らが快適に過ごせる季節の始まりくらいから収穫を始められるわけです。
もちろん、長く採れなくてもいいなら無理する必要はないですよ。
4月くらいにタネを播いたって、8月に入る頃には収穫を始められるでしょう。
これなら無理に加温しなくても育てられます。
7月にもナスが欲しいと思うから2月にタネを播くんです。
ただそれだけのこと。
でもそこが重要。
たんに経営上の問題といえばそれまでですけどね。

そんなわけで育苗用のハウスを片づけました。

片づけてすっきりするとタネを播きたくなるのが僕の悪いくせ。
あんまり急いでも負担ばかりが大きくて益が少ない、ということになりかねません。
焦ってはいけません。
計画に従って進めていこうと思います。

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