野菜セットのボリュームが減っています。
ここで言うボリュームは重量のことではなくて体積のことです。
タマネギやジャガイモ、キュウリなどが入っているので重さはそこそこあるのですが、葉物野菜がほとんどないに等しいためカサ増しができません。
モロヘイヤ、ツルムラサキ、空芯菜。
このあたりの葉物でボリュームアップをはかっていますが、くせのある野菜が多いので毎回入れるわけにもいきません。
青シソやオカノリなども栽培していますが、これらも毎回入れるような野菜じゃありません。
毎年頭をかかえていますが、なかなか悩ましい問題です。
そこで登場するのがレタス。
レタスは暑い季節でも虫に葉をかじられることが少ないので栽培しやすいです。
ただし暑さに強い品種をつかわないと収穫までたどりつきません。
このへんの品種選びについては今後も試行錯誤が必要ですね。
じつは今の時期にレタスを収穫したいと思って6月上旬くらいにタネを播いていたのですが、苗をつくっている段階で一日水遣りを忘れてしまったせいで枯らしてしまいました。
今日植えたのは7月上旬にタネを播いたもので、小さな株で収穫していくのでおそらく8月下旬くらいには収穫できるのではと思います。
松本さんは旬じゃない野菜も栽培するのですか?
と厳しいツッコミを頂戴しそうですが、野菜セットの中身をうまくバランスよく揃えていくためには多少の工夫は必要だと思っています。
それにビニールやら不織布やらの資材を使って無理に栽培条件を変化させているわけじゃなくて品種を厳選しているだけなので、その野菜(品種)にとってはそれほど大きく無理をさせているわけじゃありません。
まあいずれにしても、この栽培がうまくいかないことには何も言えません。
畑に出してからも最初は枯らさないように気を使います。
ちょくちょく様子を見に行ってなんとか収穫までつなげたいですね。
多品目栽培でこんな間違いをしていませんか?
たくさんの種類の野菜を同時に育てる、かんたんに表現すれば家庭菜園を大きくしたような農業。
このような、いわゆる多品目栽培は、有機農業ではよくやられている方法なのでご存じの方もいらっしゃるでしょう。
そして、多くの農家がやってるんだから自分にもできるだろうと、独学で、農家研修で、栽培の基本を学んでから実際に自分でやってみるのですが・・・
このときすでに、じつは大きな間違いをしています。
有機農業が慣行農業の5倍も儲かるって!?
有機農業者は、あまりお金の話をしたがりません。
「収入に魅力を感じて農業をしてるんじゃない。わずらわしい人間関係から解放されて、健康的な暮らしをしたいから有機農業の道を選んだんだ。」
と、収入は二の次だと言います。
だからこそ見えなくなっていた真実。それは、
有機農業はちゃんと稼げる
ということ。家族を養っていくことくらいは簡単に実現できます。しかも、栽培がうまいとかヘタとか関係ありません。誰でも実現できるものです。
ただし、条件があります。
それは・・・