今年の冬ニンジンは思った以上にうまくいきました。
味については個人的に満足できるものになりましたが、味覚は個人差があるのでうまくいった点はこれじゃありません。
長期に渡って安定供給できた、これです。
秋作については7月の種まき時期に干ばつで雨が降らず、発芽が思うようにいかずに失敗してしまいましたが、8月に入ってから播く冬用ニンジンはビシッと発芽がそろいました。
その後の生育も順調。
11月に入ったくらいからの間引き菜にはじまり今現在に至るまで、セットのレギュラーとして最前線でがんばってくれました。
それだけの期間ずっと出せるくらいの供給量があったということが松本自然農園にとっては特筆すべきことで、過去数年は又根や割根が多くてまともに出荷できる量が少ないという無残な結果を残していました。
今年のは大きさの大小こそあれ又になったり割れたりしているニンジンはほんとに少なかったです。
あればあっただけ売れるニンジンですが、除草が大変なので大量には作付けできません。
ニンジンだけ単品売りとかできるようになれるといいのですが・・・。
今後の課題ですね。
最後におまけ。
今日収穫したうちの一部ですが、右のは普通のニンジン。
だいたい100~150gくらいのMサイズで、スーパーでよく見かけるのはこのサイズですね。
左のは黄色いニンジン。
秋用に播いてあったものの残りですがすっかり大きくなってしまいました。
だいたい200~250gくらいです。
この品種、長期間畑に置いてあってもほとんど割れないんです。
味もなかなかいいですし、来年以降も栽培しようかと思います。
品種名?そりゃ秘密でしょ。
多品目栽培でこんな間違いをしていませんか?
たくさんの種類の野菜を同時に育てる、かんたんに表現すれば家庭菜園を大きくしたような農業。
このような、いわゆる多品目栽培は、有機農業ではよくやられている方法なのでご存じの方もいらっしゃるでしょう。
そして、多くの農家がやってるんだから自分にもできるだろうと、独学で、農家研修で、栽培の基本を学んでから実際に自分でやってみるのですが・・・
このときすでに、じつは大きな間違いをしています。
有機農業が慣行農業の5倍も儲かるって!?
有機農業者は、あまりお金の話をしたがりません。
「収入に魅力を感じて農業をしてるんじゃない。わずらわしい人間関係から解放されて、健康的な暮らしをしたいから有機農業の道を選んだんだ。」
と、収入は二の次だと言います。
だからこそ見えなくなっていた真実。それは、
有機農業はちゃんと稼げる
ということ。家族を養っていくことくらいは簡単に実現できます。しかも、栽培がうまいとかヘタとか関係ありません。誰でも実現できるものです。
ただし、条件があります。
それは・・・