地獄の草刈り 負担減の工夫

農作業っていろんな作業がありますが、
その中でも最上位に君臨すると言っていいのが
刈払機での草刈りです。
円盤状の刃がくるくる回りながら草を刈り倒していく、
おなじみのアレ。
農業には欠かせない神器のひとつと言えるでしょう。

これがけっこう重労働。
振り子のように往復運動を繰り返すだけなのに
ちょっと強めのジョギングをしているかのような疲労感があります。
1時間もやれば汗びっしょりに。
運動不足の方には積極的にやってほしい作業ですが
普通はやりたくないですよね。

もう少しラクに草刈りできたらいいのに・・・
やらずに済む方法はないものだろうか・・・

ということで
刈払機を使った作業を軽くする方法を
いくつかご紹介します。

1.他のラクチン機械を導入する

オーレック製品ページより

ハンマーナイフモア
芝刈り機
スパイダーモア
など
平面、斜面、畝間それぞれに対応する機械を揃えれば
刈払機の出番はほとんどなくなります。
それぞれの機種を揃えてもいいし、
トラクターのアタッチメントを買ってもいい。
個々の状況に合わせて、
予算や圃場の状態、持ち合わせている農機などから
判断すればいいと思います。

例えばハンマーナイフモアは、
クローラタイプ(キャタピラ)なら急斜面にも対応してますし、
トラクターアタッチメントタイプにもいくつか種類があって、
平面用、斜面用など用途に合わせて選べます。
また、ちょっと高いですが
リモコン式や自動運転式もあったりして
草刈りは用途と予算に合わせて自分の望む機種を
選ぶことができます。
こういった機械を導入すると、
きっつい刈払機の作業そのものを減らすことができます。

2.時間帯

夏は特にですが、
日中の暑い時間帯に作業すると地獄を見ます。
涼しい時間帯に刈払機を使うようにすれば、
それだけでも体の負担は随分違うので、
スケジュール管理によって少しは刈払機を
好きになれるかもしれません。

3.分割する

刈払機の燃料タンクは機種によって容量が違うけど
カラになるだいたい1時間前後くらいは刈れます。
これを目安にして
「燃料一回分がんばるぜ」
という方は多いのではないでしょうか。
これが疲労の元になります。
1時間も刈払機をぶん回すと疲れますよ。
その後の作業にも支障が出ますよ。

これを細切れにする。
一日に20分だけ草刈りをする。
それを毎日。
始業前の掃除感覚で、
草刈りを日課にしてしまうんです。
ちょっと体が温まってきたかなというところで
止めてしまうので疲れはほぼなし。
日課にしてしまうところがポイントです。

それじゃあ草刈りが追い付かないよと、
そういう方でも草刈り作業を分割して
長時間やらないようにすれば、
肉体的にも精神的にも負担が小さくなり、
刈払機を嫌いにならずに済みます。

ということで3つの方法を試してみてください。


関連記事

  1. 農機具のメンテナンスはやれたほうがいい

  2. 多品目栽培の機械化。資金が限られるなら汎用機から導入するべき

  3. 多品目栽培なら畝立てするときに畝成型機・マルチャーはベストマッチ