初心に帰るつもりで

毎年悩まされている育苗用の土。
色々と試してきました。
ふつうに農業系資材屋で買ってきた化成肥料入りのもの(就農1年目あたり)。
廃菌床をもらってきて使ってみたり。
いろんな資材をブレンドしてみたり。
最近はヤシ殻をたい肥化したものを買って使っています。

このヤシ殻で落ち着くのかなぁと思っていたのですが、昨夏の育苗にあわせて買ったものがなんだか調子が悪く、タネの発芽率が異常に悪いというトラブルが発生。
あれこれ試してみたのですがなんだかおかしい。
そのせいでブロッコリーやキャベツの苗が育たず秋冬の野菜セットを作っていくのに苦労しました。

そのいわくつきのヤシ殻たい肥がまだ残っているので今からの育苗でも使おうかとタネを播いたりしていますが、やっぱり発芽率がおもわしくありません。
これじゃ怖くて今後も使用することはできません。
というわけでほかの資材を探すことにしました。

市販のものを探すとどうしても化成肥料入りが気になってしまいます。
そっちのほうが育てやすいのはわかっていますが、やっぱ無農薬で育ててる農園ですからね、そこはやっぱり避けたいところです。
近所の資材屋を探し回っても有機JASにとおりそうな育苗倍土は見つかりそうもないので(需要がない?)、インターネットを使って探すことに。
そしていくつか見つかった中からひとつをチョイスしました。
http://emlabo.co.jp/product/mikado_plug.html
最初は「高いなぁ~」とか思いながら読み飛ばしたりしていたんですが、プラグ苗に限定すればそんなにたくさんいらないので高価といってもたいした投資じゃないことに気付きました。
それにこの培土、たぶんどんなふうに育つのか想像できます。
みかど協和株式会社自然農法国際研究開発センターとの共同開発により誕生した培土だからです。
自然農法国際研究開発センターは僕の研修先。
その当時そこで育苗に使用されていた培土は、若干ブレンドなどの変更はあるでしょうけどおそらくこの培土だろうと思います。

苗半作という言葉があるとおり、苗の出来がその後の生育を大きく左右します。
不良苗になってしまったものを畑に出してから健康に育てるのは困難を伴います。
三つ子の魂百まで、ということわざがそのまま野菜にも当てはまるんじゃないかと思うほどです。

改めて一からやり直すという意味でも、今回は上記の高価な培土で育苗してみようと思います。
研修時代の記憶をたどりながら・・・。

多品目栽培でこんな間違いをしていませんか?

たくさんの種類の野菜を同時に育てる、かんたんに表現すれば家庭菜園を大きくしたような農業。

このような、いわゆる多品目栽培は、有機農業ではよくやられている方法なのでご存じの方もいらっしゃるでしょう。
そして、多くの農家がやってるんだから自分にもできるだろうと、独学で、農家研修で、栽培の基本を学んでから実際に自分でやってみるのですが・・・
このときすでに、じつは大きな間違いをしています。

それは・・・

有機農業が慣行農業の5倍も儲かるって!?

有機農業者は、あまりお金の話をしたがりません。

「収入に魅力を感じて農業をしてるんじゃない。わずらわしい人間関係から解放されて、健康的な暮らしをしたいから有機農業の道を選んだんだ。」

と、収入は二の次だと言います。
だからこそ見えなくなっていた真実。それは、

有機農業はちゃんと稼げる

ということ。家族を養っていくことくらいは簡単に実現できます。しかも、栽培がうまいとかヘタとか関係ありません。誰でも実現できるものです。

ただし、条件があります。
それは・・・

つづきはこちら

 

関連記事

  1. 【お知らせ10/27イベント】有機農業者であれば必見の内容です。

  2. 【妄想】大根のタネを播きながら「やる気スイッチ」について考える

  3. 【播種】空心菜(エンサイ)の青臭い感じは好みが分かれるね

  4. 【時給】農業収入ってどのくらいあるの?農家ってちゃんと生活できているの?

  5. 【六次産業化】難しい理由3つ&成功のコツ3つを知れば六次化のハードルは下がる

  6. 【耳勉】キュウリの種まきしながら自分をアップデート