研修生と一緒に仕事をしていて気になるのは作業のペースが人によってまったく異なること。
苗を植える作業ひとつとっても、がっつり速い人からゆっくり丁寧な人まで様々です。
もちろん作業内容によって、種播きはめちゃくちゃ速いんだけど刈払機を使わせたらとんでもなく遅い、ということもあり得ますが、速い人はどんな作業をやってもたいてい速いような気がします。

僕が考えるに、作業にはいくつか押さえるべき要点があります。
ステップ1:丁寧さ
正しい(と思われる)手法で、野菜を痛めないように丁寧に確実にある程度の基準を満たしたレベルでこなしていく。

とにかくミスなく正確に仕事を進めます。
ステップ2:スピード
ステップ1での丁寧な仕事を、とにかく速くこなせるようになること。
そこには丁寧な手順から手を抜いても大丈夫な工程を省いてスピードアップする技術も含まれます。
ステップ3:連携
他の作業者の動きやスピードを考慮して、自分がどの作業をどういうタイミングでこなせばいいのかを判断しながら仕事を進めていく。
ひとりでやるなら関係ないですが。

総じてスピードはかなり重要です。
苗を1000本植えるとして、ひとりは2時間かかったのがひとりは4時間かかったとすると、この時間の差は年間の労働時間全体に及んでくることがあります。
Aさんが1500時間で済んでいる労働が、同じことをBさんがやって3000時間かかってしまうかもしれない、ということです。
これはそのままその人の稼ぎに直結します。

僕はけっして作業スピードは速いほうではありませんが、たいていの研修生はもっともっと遅いです。
経験の差は歴然とありますがそれを理由にしていたらいつまでたっても速くならないので、常に作業の効率やスピードを気にしながら目標を設定して仕事にあたってほしいなぁと思います。
手の速さは意識しないと変わりませんよ。