松本自然農園は3箇所5枚の農地で構成されています。
これは望んでそうなったわけではなく、借りられるところから借りていったら3箇所に分かれたというだけです。
ところが、この成り行き任せの農地分散にもメリットがあるんです。
もちろんデメリットも。

まずはデメリットから書きましょう。
とにかく困るのが機械の移動。
手押しの耕耘機だと軽トラへの積み降ろしに時間がかかってしまいます。
自走が気にならない距離ならいいんですが。仮にトラクターがあったとしても農地同士がけっこう離れていたらやはり時間をとられます。
あとは管理作業や収穫であちこち回らないといけないとか研修生が別の畑にいたときに目が行き届かないとかありますがたいした問題ではありません。

まあデメリットしかないというのが一般的な考え方でしょうね。

メリットとして挙げられるのは病虫害の回避です。
いまうちの畑の一ヶ所でダイコンサルハムシといういわゆる害虫が大繁殖していて、その畑ではしばらくアブラナ科の野菜を育てられない状況です。
ほかの二ヶ所が無事なのでなんとかなりますが、これが一枚の農地でまとまっていたらと思うとぞっとします。
こういう病虫害問題は有機農業特有のものでしょうけど、逆にいえば普通ならデメリットにしかならない農地分散が有機農業だからこそメリットになるとも言えるわけです。

ほかにも農地ごとに違う土質や水はけをうまく生かして栽培することができますが、これは中~多品目でないとメリットにはなりにくいです。

個人的には2~3反の農地が三ヶ所に分かれているくらいが規模としてちょうどいいですね。
あくまで個人的には、ですけど。