どこで就農するのかは生死にかかわる重要な問題

 

農業をやりたいと考えたときに、
どこでやろう?
という選択肢があるのは、実家が農家ではない人たちです。
もしくは実家は農家だが長男が跡を継ぐから自分は関係ない、という人たち。

いわゆる親元就農の人たちは、就農地選びなんて気にするまでもなく、どこで農業をやるのかは決まっています。
実家のある地域が就農地です。
でも、そうじゃない非農家就農者は、まずは住むところ、農業をやる場所を選ぶところからすべてがはじまります。

それが面倒なんだよねー、
親から譲り受ける農地があったらラクちんだよねー、
という意見もあるかと思いますが、じつは就農地を自分で選べることこそ
非農家出身者にとって唯一の優位な点だと言えなくもないんです。
だから。
そこをうまく利用しなければ、親元就農組にくらべると不利に不利を重ねたような悲惨な状況からスタートする非農家組は、営農で苦労することになるでしょう。

というわけで今回は。
せっかく就農地を選べる状況にあるなら使わなきゃ損ですよ、という話になります。