自給自足と農業は別物 田舎暮らしで農業を仕事にするときの注意点とは?

このご時世、田舎暮らしを希望する人は決して少なくありません。
満員電車に揺られて通勤するつらさ、なんだか冷え切った人間関係、都会の生活に疲れて、サラリーマンとしての生活が辛くなってきたから田舎で農業でもやろうかと考える人は結構いるんじゃないかなと思います。
緑に囲まれてのんびりとした時間を過ごしながら、米や野菜を育てて家族みんなで楽しく生きていきたい。
自然環境に恵まれたところで、子どもたちをのびのびと育てたい。
そういう生活に憧れる気持ちはすごくよくわかります。
この時に。
自給自足というキーワードが必ずといっていいほど上がってきます。
安全な食べ物を求めて、自分たちが食べるものは自分たちで作りたい。
自分で米や野菜をつくれば食費が少なくて済むんじゃないか。
そのような考え方です。

そして。
自給自足の延長で、育てたものを売ってお金に換えていく、つまり農業を仕事にしたらいいんじゃないかという考えに行きつく。
おすそわけ感覚で農産物を売って収入を得られないかと思案します。
じつはここに問題があります。
今回は。
田舎暮らしを希望していて、なおかつ自給自足を望んでいる人たちが気をつけるべきことについて話してみます。
田舎暮らしを否定しているわけでもなく、自給自足をやめるべきだという話でもありません。
農業を仕事にするのは、自給自足とは違うんですよという警告になります。