無農薬栽培の本質は作物と正面から向かい合う姿勢

無農薬で栽培したい。
無肥料で栽培したい。
いわゆる有機農家になりたいという人のほとんどが、

農薬は危険なものだから使うべきではない
化学肥料は環境によくないし畑の微生物にとっても悪影響だ
有機肥料とて安全を担保できるものじゃない

といった農薬・肥料を否定することからスタートしています。
有機農業をはじめようとするきっかけとしては悪くないとは思いますが、有機栽培をする本質は別のところにあることを理解してください。

作物と正面から向き合うことで、自分自身の栽培技術を向上させることができて、結果として品質の高い農産物を生産することができるようになる。
このようなプラスの循環が有機栽培にあることを知ってください。
 高品質の農産物をつくっていくために農薬は必要ない、という考え方が腑に落ちたとき、そこから本当の有機栽培がはじまります。