【団体戦】人参の育て方~発芽しにくいニンジンの心を読み解き栽培に活かす~

 

ニンジンと言えば、発芽しにくい野菜の代表選手ですよね。
とにかく発芽させるのに神経を使う、手間暇かかる。
ニンジンは発芽させたら半分成功したようなもんだ、と言われるのもうなずけるほどです。
そして草とりが大変。
とにかく初期生育が遅いので、周りの草を取ってあげないとニンジンは負けて草の波に飲み込まれてしまいます。
なんでそんなに遅いのか、のんきすぎる彼らにイライラすることもしばしば。
これはニンジンの原産地を知ればすぐに分かります。
なぜ発芽しにくいのか、なぜ初期生育が遅いのか。
その答えは祖先である原種にあるからです。
原種が持っている性質を知ってしまえば、目の前にある栽培で活かすこともできます。
現代農業がいかにニンジンの性質を熟知しているかも見えてきます。
はるか昔の記憶を色濃く残しているニンジンという植物に、すこし興味を持ってみませんか?