有機農業の優位性はどこにあるのか

 

全国農業会議所のアンケート調査によると、新規就農希望者の約3割は有機農業をやりたいと答えています。
また、約9割が有機農業に興味があると回答しています。
世の中に流れている有機農業を推す空気、有機農産物がもっているブランドとしての価値、メディアの称賛具合などをみるかぎりでは、農業をやりたいと考えている人の多くが有機農業に興味をもつのも分かる気がします。

でも実際はどうなんでしょうか。
時流に乗って有機農業で新規就農することは正解なんでしょうか。
有機農業の道を進むことが、農業経営という面で有利になるのでしょうか。
有機農業というものの価値を詳しくみていきながら、新規就農を希望する人にとって有機農業という選択はアリなのかナシなのか。
検証していきます。