青年就農給付金制度とは誰にとって有益なのか

給付金をもらった時点で補助金漬け農家の仲間入りです。
税金で補てんされて生きている農家です。
受給期間が終わったあとも、生涯にわたって行政にたてつくことはできなくなります。
まあ、たてつこうと思っていないにしても、少なくとも行政(農政)には頭が上がらなくなります。

農家になるということは起業をするということです。
立派な事業であり、経営者になるということです。
起業に必要な資金は自ら用意するからこそ大切に使おうと思うし、自分の力で道を切り開いていかなければならない状況の中でなんとか生きていこうともがきます。
起業にともなうリスク(金銭的不安や不安定な生活など)とも常に戦わなければなりません。
これを覚悟というなら、補助金でリスクを減らすことは覚悟をも減らすことにつながりかねない危険な行為です。

覚悟とは不測な状況で踏みとどまれるかどうかの大事な力です。
覚悟のない者が起業することほど怖いことはないと思います。