苦悩するマルチはがし

9月に入って種まき&定植ラッシュが始まっています。
ということは耕して畝を立てる、という行為がそれより前に発生するということです。
耕す → 畝を立てる → 種まきor定植
面積が広くなったのに、場所を確保するためには夏野菜をまず片づけてから・・・という状況は変わらず。
夏の間ひたすら草を生やして養生、という場所はあまりありませんので必然的になにかを育てていた場所を片づけるのが最初の仕事になるわけです。
片付け → 耕す → 畝を立てる → 種まきor定植
この片付け行為がなかなか大変です。
ビニールマルチを使って栽培することが多いのでこれの片付けがけっこう面倒なことになっています。
具体的には土で押さえている部分をはがす行為。
いや引っぱれば簡単にはがせるでしょーという方は通路に草を生やさないようにしているからでしょう。
草をわさわさと生やしていると、草の根っこがマルチを突き破っていたりしてうまくはがれてくれません。
これは大問題。
忙しい季節にここで時間を使うのか・・・という精神的な負担も大きいです。

手で地道にはがしたり、くわを使って土を起こしてからはがしたり。
栽培状況・土壌条件によっては引っぱればズバーーッとはがれてくれることもあるんですが、基本的には大変な作業です。

解決策は、管理機で通路を走って草ごと土をほぐすこと。
通路に草を生やさない管理。
マルチ抑えにかける土の量を調整する。
生分解性マルチを使うこと。
いくつもあります。

最近は片付け作業がとにかく多い時期なので、研修生の苦しそうな顔が頻繁に現れます。
なんとかしなきゃいけないのは確かなので、いろいろ検討したうえで改善していきます。

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