春を想像して種を播くには寒すぎる

3月4月は多品目農家にとって恐ろしい端境期。
春だから野菜がたくさんあるはず、という世間一般の認識とは違ってトウが立って花を咲かせてしまう野菜が非常に多いので出荷できるものが少ない季節です。
うちは毎週10品程度をそろえた野菜セットを出荷する農家なので、種類が少ないとセットにならず休んでしまうことがよくあります。
というより3月に出荷したことはあまりありません。

2012年までは端境期を乗り越えた出荷再開時期をゴールデンウィーク明けくらいにしていたんですが、昨年に4月中旬を目指して作付けしてみたら意外にうまくいったので今年もそのあたりを狙っていこうとたくらんでいます。

ということで厳寒期ながら春に向けたタネ播きが始まっています。
10年目を迎えているのにまだ播種機ではなく手で種を播くという、効率を気にしているとは思えない姿ですが、研修生にとってはこのほうが勉強になっているに違いないと思ってもうしばらくは続けていきたい慣習ですね。

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多品目栽培でこんな間違いをしていませんか?

たくさんの種類の野菜を同時に育てる、かんたんに表現すれば家庭菜園を大きくしたような農業。

このような、いわゆる多品目栽培は、有機農業ではよくやられている方法なのでご存じの方もいらっしゃるでしょう。
そして、多くの農家がやってるんだから自分にもできるだろうと、独学で、農家研修で、栽培の基本を学んでから実際に自分でやってみるのですが・・・
このときすでに、じつは大きな間違いをしています。

それは・・・

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有機農業者は、あまりお金の話をしたがりません。

「収入に魅力を感じて農業をしてるんじゃない。わずらわしい人間関係から解放されて、健康的な暮らしをしたいから有機農業の道を選んだんだ。」

と、収入は二の次だと言います。
だからこそ見えなくなっていた真実。それは、

有機農業はちゃんと稼げる

ということ。家族を養っていくことくらいは簡単に実現できます。しかも、栽培がうまいとかヘタとか関係ありません。誰でも実現できるものです。

ただし、条件があります。
それは・・・

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