小さな農家の保存環境

今年の玉ねぎはなかなかいい。
苗のときからなかなか良かったが、その後の生育も順調だったし収穫までしっかりと育ってくれました。
こんなところに植えたらアカンでしょ~というような条件の悪いところの生育が一番良かったことが誤算といえば誤算ですが、全体としては合格印を押してもいいと思います。

そんな玉ねぎの毎年の悩みどころが乾燥と保存。
大規模な乾燥施設があるわけもなく、家の軒下に吊るしたりするような手間をかけられるはずもなく、天日で数日乾かしておいて日陰で風通しのよいところに保存する、というのが松本スタンダードです。
雨の多い季節なので数日畑に置いておくというのも大変ですが、今年はなんだか全然降ってくれないので玉ねぎの乾燥には助かります。
突然雨が降ってきてあわてて玉ねぎを回収した、なんて年もありましたからね。

保存場所も限られたスペースのなかであれこれ試してみて、湿気がこもりすぎて半分くらいだめにしてしまったことがあったり、たくさん採れすぎてそもそもの保存スペースが足りなかったり、まあいろいろありました。

結局のところよい状態でお客さんのもとへ届けられるかどうかは、栽培から収穫までが半分、乾燥させて保存しておくまでに半分の成否がかかっている気がします。
それくらい乾燥~保存は重要。

なんとか年を越しても出荷できるくらいの優良保存を実現したいものです。

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多品目栽培でこんな間違いをしていませんか?

たくさんの種類の野菜を同時に育てる、かんたんに表現すれば家庭菜園を大きくしたような農業。

このような、いわゆる多品目栽培は、有機農業ではよくやられている方法なのでご存じの方もいらっしゃるでしょう。
そして、多くの農家がやってるんだから自分にもできるだろうと、独学で、農家研修で、栽培の基本を学んでから実際に自分でやってみるのですが・・・
このときすでに、じつは大きな間違いをしています。

それは・・・

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有機農業者は、あまりお金の話をしたがりません。

「収入に魅力を感じて農業をしてるんじゃない。わずらわしい人間関係から解放されて、健康的な暮らしをしたいから有機農業の道を選んだんだ。」

と、収入は二の次だと言います。
だからこそ見えなくなっていた真実。それは、

有機農業はちゃんと稼げる

ということ。家族を養っていくことくらいは簡単に実現できます。しかも、栽培がうまいとかヘタとか関係ありません。誰でも実現できるものです。

ただし、条件があります。
それは・・・

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