個性を尊重できる農家でありたい

うむー、今月はなかなか筆が進みません。
気持ちの問題だと思いますが、あまりブログ更新に力が入りませんね。
来月はがんばります。

人間には個性があります。
見た目だけでも太った人や痩せた人、背の高さも違えば筋肉量も違う。
顔がやたらでかい人がいたり手足の以上に長い人もいる。
日光に当たらず極端に色白の人もいれば逆に真っ黒の人もいる。
病気に対しての抵抗性も人それぞれ。
性格も含めたらそれこそ多種多様です。
クローン人間の話題がでると、こういう多種多様であることの重要性がクローズアップされたりします。

上記で挙げた個性は2種類、先天的な性質のものと育った環境によるものと混じっていますがそのへんの話は詳しく追及しないことにして、この話は野菜についても当てはまることです。
たとえばキャベツひとつとっても。
同じように育てているはずなのにサイズが全然違っていたり、形が扁平になりすぎるものがあったり、やたら葉の色が濃かったり、虫に食われやすいとか病気になりやすいとか。
同じ環境で育っているはずなのにばらつきが出るというのはよくあることです。

こういうばらつきは一般的には農家にとってマイナス要素になります。
きっちり生育がそろって、見た目も均一で、病気に対しても一定の抵抗を示す。
生産効率を考えれば当然のことですし、こういう品種が望まれるのは理解できます。
品種を開発している種苗会社もこういう性質をねらって開発を進めることは多いですし。

ただ、小さな農家としては個性を大切にしたいなと思いますね。
バラツキがあってもいいじゃないか、形が悪いものがでてもいいじゃないか、そういうものも含めて出荷できる環境(お客さんの理解)を整えることも必要じゃないかと。
生育や見た目、病気の抵抗性を重視して品種改良していくと味については無視されてしまうことが多いように感じますので、ばらついてもいいから美味しい品種を選びたいと思っている農家にとっては品種選定はかなり重要な要素だと思います。

出る杭は打たれ、顔のないロボットのような画一的な人間を育てようとしているどこかの社会を反面教師にしながら、多様であることを認めて個性を尊重できるような畑にしていきたいと思います。
ってよくわからない締めになりましたね。

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